岩手県は、広大な土地と豊かな自然に恵まれた、日本の食料自給率を支える重要な地域です。一方で、少子高齢化や過疎化といった課題に直面しており、その解決策として地域資源を活かした”地域活性化"の取り組みが注目されています。
具体的には、地域の百貨店を継承する活動や、バスターミナルの再整備など、ユニークな取り組みが盛んです。本記事では、岩手県で注目すべき”地域活性化”をテーマにした視察プランをご紹介します。
① 株式会社上町家守舎:岩手県 花巻市

“花巻マルカンビル大食堂の復活劇から生まれるまちの未来!”
岩手県花巻市のマルカンビル大食堂は、2016年に閉館した旧マルカン百貨店の食堂が、市民の強い要望とクラウドファンディングにより2017年に復活したものです。
株式会社上町家守舎が運営し、席数560席、展望大食堂としての歴史ある雰囲気と味を可能な限り継承しています。
上町家守舎は、大食堂の運営に加え、リノベーションまちづくりを事業の中核に据えています。マルカンビル内には”花巻おもちゃ美術館”などの個性的なテナントを出店するなど、地域全体の活性化を目指しています。
本プランでは、閉館から復活までの経緯や、リノベーションまちづくりを通じた具体的な取り組みについて詳しく案内しています。
② 認定NPO法人桜ライン311:岩手県 陸前高田市

“桜を植樹し震災被害を後世に伝える。"桜ライン311"の取り組みから学ぶ減災・防災について”
認定NPO法人桜ライン311は、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市で設立された団体です。
震災の教訓を後世に伝えるため、津波到達点に桜を植樹し、170kmにわたる桜のラインで命の記憶を繋いでいます。現在までに約2,370本を植樹し、春と秋に植樹会を開催。日々の手入れも続けています。
本プランでは、震災の経緯や教訓、復興の現場、桜の植樹地を案内し、防災・減災の意識を高める機会を提供します。行政・民間問わず参加可能で、防災ワークショップも対応可能です。
③ オガールプロジェクト:岩手県 紫波郡紫波町

“岩手県紫波町オガールプロジェクトの変遷を学ぶ視察研修「オガール標準コース」”
オガールプロジェクトは、岩手県紫波町で進められた官民連携のまちづくりプロジェクトです。
旧公設市場の跡地を活用し、PPPを用いて行政施設・商業施設・住宅などを一体的に整備することで、地域活性化を目指しました。
施設には、町立図書館や子育て支援施設、バスケットボール専用アリーナ「オガールベース」などがあり、地域住民の利便性向上と賑わい創出に貢献しています。本プランでは、オガールプロジェクトの背景や経緯、具体的な開発手法、各施設の実績などについて詳しく学ぶことができます。
https://shisaly.com/magazine/67
④ 盛岡ローカルハブ株式会社:岩手県 盛岡市

“人と地域の魅力を繋ぐ結節点「Local Hub」 公民連携による盛岡バスセンター整備事業視察見学”
盛岡バスセンターは、盛岡市と民間企業が連携し、老朽化した旧バスセンターを再整備した交通・交流拠点です。
単なるバスターミナルではなく、「人と地域の魅力を繋ぐ結節点『Local Hub』」をコンセプトに、フードホール、マルシェ、ホテル、温浴施設などを併設。若者人口の流出抑制や地域経済の活性化、中心市街地のにぎわい創出を目指しています。
本視察プランでは、こうした公民連携事業の経緯や課題解決への取り組みを、現地案内や座学を通して学ぶことができます。
⑤ 一般社団法人世界遺産平泉・一関DMO:岩手県 一関市

“ふるさと納税寄附額実績15.5億円!一関市の取組についてご紹介”
世界遺産平泉・一関DMOは、岩手県一関市と平泉町の地域活性化に取り組む観光地域づくり法人です。
補助金に頼らない自立運営の民間DMOとして、観光マーケティングやコンテンツ開発、オンラインショップ”Local いちBA”の運営、コワーキングスペース「一BA」などを通して地域の魅力を発信しています。特に注目すべきは、ふるさと納税事業です。
2019年度から一関市の受託事業者となり、寄付額をわずか3年で約40倍に伸ばしました。寄付者をリピーターにするための戦略や、サイト別のターゲット設定など、独自のノウハウを確立しています。
本プランでは、このふるさと納税事業の成功事例を詳細に解説します。
⑥ 株式会社PUBLIQ:岩手県 盛岡市

“木伏緑地(都市公園):地域循環経済を構築した民間による公園経営事業”
盛岡市にある木伏緑地は、公募設置管理制度(Park-PFI)を活用し、株式会社PUBLIQが主導で官民連携により再生された水辺の公園です。
元々の緑地にコンテナ型の店舗を誘致し、コーヒーショップや飲食店が並ぶモダンな空間へと生まれ変わりました。
この事業は、岩手県資本の出店者や若手経営者の育成、行政の財政負担軽減などが高く評価されました。昼夜問わず賑わうこの場所は、食事や散策、テイクアウトなど多様な楽しみ方ができる”MORIOKA KIPPUSHI WATER NEIGHBORHOOD”として、地域の価値向上に貢献しています。
本プランでは、Park-PFIの活用事例として、事業の経緯や効果を現地で学ぶことができます。
⑦ MOMIJI株式会社:岩手県 上閉伊郡大槌町

“有害駆除されたシカの命を余すことなく価値に変える MOMIJI株式会社の取組について”
MOMIJI株式会社は、岩手県大槌町でジビエの食肉処理施設を運営しています。
同社は、大槌町と連携し”大槌ジビエソーシャルプロジェクト(OGSP)”を推進。農作物被害をもたらすシカを「害獣」ではなく「地域の財産」として活用することを目指しています。
OGSPでは、捕獲されたシカを高品質な食肉や革製品に変えるだけでなく、ハンター育成やツーリズム事業も展開。
年間1,000頭以上の処理が可能な新施設も完成し、地域の課題解決と活性化に貢献しています。この視察プランでは、ジビエ事業の取り組みや加工施設を見学し、社会課題をビジネスで解決するモデルを学ぶことができます。
おわりに
視察マッチングプラットフォームShisalyでは、今回ご紹介した事例の他にも、全国各地で展開されている様々な取り組みを学べるプランが多数掲載されています。
新たな気づきや発想を得ることは、未来を切り開く上で欠かせない経験です。
ぜひShisalyを活用し、関心のあるテーマの視察を行い、次のアクションへのヒントを見つけてください。