東北地方は美しい自然、歴史的な名所など様々な魅力を持った地域です。
一方で、人口減少、少子高齢化といった社会課題にも直面しています。
しかし、地元の人々はこれらの課題にも前向きな姿勢で取り組んでおり、地域振興プロジェクトや若者の移住支援など、様々な取り組みが進行中です。
本記事ではそんな東北地方で、社会課題解決・地域活性化に取り組む方々の視察プランを紹介します。
目次
１.「地域活性化」がテーマの視察先（小高ワーカーズベース：福島県南相馬市）
２.「まちづくり」がテーマの視察先（BeBA TERRACE：岩手県盛岡市）
３.「害獣被害」「地域産品開発」がテーマの視察先（MOMIJI：岩手県大槌町）
４.「農業の6次産業化」「都市農村交流」がテーマの視察先（伊豆沼農産：宮城県登米市）
５.「高齢者支援」「生活福祉」がテーマの視察先（NPO法人みんなと湊まちづくりネットワーク：福島県会津若松市）
「地域活性化」がテーマの視察先（小高ワーカーズベース：福島県南相馬市）
株式会社小高ワーカーズベースは、「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」をミッションに掲げ、南相馬市小高区を中心にローカルビジネスを展開しています。
視察プランでは小高ワーカーズベースのこれまでの歩みや事業内容について学べます。開催場所は福島県南相馬市の「小高パイオニアヴィレッジ」です。
地域活性化やまちづくりにご興味のある方におすすめのプランとなっています。
「まちづくり」がテーマの視察先（BeBA TERRACE：岩手県盛岡市）
岩手県盛岡市の中央公園に広がる「BeBA TERRACE（ビバテラス）」は、まちづくりと公園経営の先進事例です。
都市公園法のPark-PFI（公募設置管理制度）を活用し、民間主導の公民連携事業として、公園整備・維持管理を行っています。
連携視察先として、盛岡市内で初めてPark-PFIを活用した木伏緑地の事例や、盛岡バスセンターの視察も可能となっています。
「害獣被害」「地域産品開発」がテーマの視察先（MOMIJI：岩手県大槌町）
MOMIJI株式会社は、岩手県大槌町で、地域課題である害獣被害を解決するため「大槌ジビエソーシャルプロジェクト（OGSP）」を推進する企業です。
OGSPでは、捕獲から処理、商品提供、ジビエ事業の多角的展開までを含む「ジビエサイクル」を築き、害獣問題の解決と地域活性化を目指しています。
視察プランでは2023年に竣工した食肉処理施設見学とビジネスモデルについての詳しい説明がセットになっています。ジビエ事業を検討中の方向けに特別料金の事業支援を提供しているので、行政・民間問わず幅広く参加できるプランです。
「農業の6次産業化」「都市農村交流」がテーマの視察先（伊豆沼農産：宮城県登米市）
有限会社伊豆沼農産は、「農業を食業に変える」を理念に、農業生産をはじめ、食肉加工品製造、直売所・レストランの運営を通じて、地産地消の推進と農業の付加価値化に取り組んでいます。
2002年には宮城県産豚の加工販売を始め、食育プログラムや体験ファームで地域資源を活かした誘客事業を展開。現在は地域住民主体の体験プログラムを通じて、都市農村交流と農村の産業化に注力しています。
視察プランでは、「地域資源を活用した農業の6次産業化と農村の産業化モデル」について学べます。企業研修や教育旅行としても人気のプランです。
「高齢者支援」「生活福祉」がテーマの視察先（NPO法人みんなと湊まちづくりネットワーク：福島県会津若松市）
福島県津若松市湊町は人口減少が進行し、高齢化率は41%。地域内には病院やスーパーがなく、生活環境の向上が求められている地域です。
NPO法人みんなと湊まちづくりネットワークは、そうした地域課題を解決するためにIT×交通による地域づくりの実証実験に取り組んでいます。
中山間地域や過疎地域での移動・交通問題、地域生活支援に関心のある方はぜひ参加していただきたい内容となっています。
終わりに
Shisalyでは今回ご紹介した視察プラン以外にも、全国の先進事例、社会課題解決への取り組みが学べる視察プランを掲載しています。
視察に参加することで、皆様が直面する様々な課題を解決するヒントを得られるはずです。
簡単な操作で視察プランの検索・予約が可能なので、ぜひ活用してください！