「サーキュラーシティ蒲郡」とは?
愛知県蒲郡市は、2021年に「サーキュラーシティ」を宣言しました。
この宣言の背景には、気候変動への対応や資源枯渇といった地球規模の課題に対し、自治体として持続可能な経済モデルを構築しなければならないという強い危機感と決意があります。
従来の「大量生産・大量消費・大量廃棄」のリニア(直線型)経済から脱却し、「資源を使い捨てない循環型社会」を実現することを、これからのまちづくりの中核に据えています。
この取り組みは、単なるリサイクルに留まりません。
Respect(尊重)、Rethink(再考)、Redesign(再設計)という3つの「R」を掲げ、教育・消費・健康・食・観光・交通・ものづくりの7分野で施策を展開しています。
具体的には、不要な衣類の回収・リユース、繊維くずのアップサイクル、生ごみによる発電など、地域企業と連携した実証実験が活発です。
2026年2月には先進事例を共有するカンファレンスも開催され、国内外から注目を集めています。
経済と環境、そして市民のウェルビーイングを両立させる蒲郡の挑戦は、日本の地方創生の新たなモデルケースとなっています。
Shisalyでは蒲郡市、蒲郡商工会議所と視察を活用した実証実験を進めています。
サーキューエコノミーから観光まで、魅力的な視察コンテンツが揃っている蒲郡市にぜひ足を運んでみてください。
サーキュラーエコノミーがテーマの視察先紹介
◯株式会社丸五製綱所

テーマ:
「サーキュラーエコノミー」「ものづくり」
概要:
ロープ生産量日本一を誇る蒲郡市で、創業100年を超える丸五製綱所では、「サーキュラーシティ」の理念に共感し、廃棄されるロープ端材を再利用した100%リサイクル素材の「Y'sエコロープ」や、地元の産業ネットワークを活かした地産地消の循環型製品を開発。プラスチックごみ削減と環境負荷低減を実践しています。
視察内容:
代表による講義では、高コストな資源再生に挑む理由や地域への想い、現状の課題が語られます。その後、工場で製造現場を実際に見学し、ワークショップでは廃材を活用したロープワークでキーリング等の制作を体験。技術継承と環境保護を両立するモデルを体感できる内容です。
◯視察先紹介「サンローズ株式会社」

テーマ:「サーキュラーエコノミー」「ものづくり」
概要:
サンローズ株式会社は、カーテン等の企画・製造・販売を一貫して手掛けるインテリアファブリックのプロ集団です。蒲郡市のサーキュラーシティ推進に合わせ、製造工程で生じる端材を有効活用した「アップサイクルドレス」の開発や、SDGsを意識した機能性商品の企画に積極的に取り組んでいます。自社グループの製販一体体制を強みに、デザイン性と環境配慮を両立させた循環型ビジネスを推進しています。
視察内容:
「カーテン工場で学ぶサーキュラーエコノミー」をテーマに、縫製・製造現場の見学を実施しています。端材が新たな価値を持つ商品へと生まれ変わるアップサイクルの工程を学び、実際の素材に触れるワークショップ等を通じて、産業振興と環境保全を同時に進める企業のリアルな取り組みを体験できるプログラムとなっています。
◯視察先紹介「有限会社小林住建」

テーマ:「サーキュラーエコノミー」「空き家・古民家活用」「地産地消」
概要:
有限会社小林住建は、若手職人が主体となって伝統技術を磨きながら、地域資源を循環させる地産地消の家づくりを徹底しています。地元三河材を構造材として採用するだけでなく既存建物の建て替え時には、建具を丁寧に再利用し、新しい住まいの意匠として蘇らせる工夫を凝らしています。また、建築現場で発生してしまう端材を木工教室や、マルシェでのワークショップ用教材として活用しています。その他にも市内で課題となっている空き家問題に対し、築70年の古民家を再生させ、地域の新たな交流拠点とする民泊プロジェクトも推進中です。
視察内容:
本プランは地産地消の木材活用と技術継承が地域に生む新たな価値に加え、現場発のサーキュラーエコノミーの実践方法、そして空き家を宿泊拠点へと蘇らせるプロセスを体系的に学ぶことができる内容です。
その他テーマの視察先紹介
◯株式会社銀波荘

テーマ:
「コワーキングスペース 」「レンタルオフィス」「新規事業」「交流拠点」
概要:
老舗旅館「旬景浪漫 銀波荘」では「地域創成のハブとなる通う旅館」の実現に向け、①非宿泊型サービスの高度化と収益モデルの確立②行政・企業・スタートアップとの共創による実証的取り組みの推進③地域との関係性を深める拠点機能の強化④情報発信・ブランディングの体系化に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、宿泊業の枠を超えた持続可能な旅館モデルを構築し、地域とともに成長する拠点づくりを進めています。
視察内容:
旬景浪漫銀波荘における「通う旅館」をテーマとした取り組みについて、施設見学形式で解説いたします。宿泊中心型から地域拠点型への転換背景、事業設計の考え方、ならびに地域創成のハブとしての役割について学べるプランです。
◯株式会社平野屋

テーマ:
「経営再建」「サバティカル」「アトツギ」「アート」
概要:
2009年に民事再生法の手続きを行った老舗旅館「平野屋」は、事業を継承した四代目のもと、既存の設備を活かした「発想の転換」と経営のスリム化に取り組み、短期間での黒字化と利益率の大幅な改善を実現しました。現在は「旅の目的=自己変容」という独自のフィロソフィーを掲げ、滞在を通じてゲストの“世界の視え方”が変わる「サバティカル体験」を提供する宿へと進化しています。2023年に、オープンした「平野屋サウナ」は、数々の国際賞を受賞。地域資源を再定義し、国内外の若者や感度の高い層へ向けて、新たな旅館の在り方を提示し続けています。
視察内容:
本プランは単なる成功談の見学ではなく、逆境から立ち直る際に必要な「捨てる決断」「ターゲットの選び直し」「価値の再解釈」を学ぶ実践的なプログラムです。プログラムの前半では、四代目より、リアルな再建プロセスを座学形式で共有。続く館内見学では、国際的なデザイン賞を受賞したアートサウナをはじめ、既存設備の「無駄」を価値に変える導線設計を現地で体感いただけます。
オーダーメイドの企業研修・修学旅行も対応可!
サーキュラーシティとしての先進的な歩みを見せる蒲郡市には、産業視察の枠を超えた多彩な魅力が溢れています。
三河木綿の伝統に触れる機織り体験や、天然記念物の竹島を巡る自然散策など、知的好奇心を刺激する視察コンテンツが豊富に揃っています。
さらに、市内には趣の異なる4つの温泉郷(三谷、蒲郡、形原、西浦)が点在しており、視察の疲れを癒やす滞在型プログラムとしても最適です。
Shisalyでは、これらのコンテンツを組み合わせたオーダーメイド型の旅行商品の提供も予定しています。
企業研修や修学旅行といった目的に合わせ、学びと観光、そして癒やしを融合させた魅力的なツアーの提供が可能です。
地域一丸となって取り組む循環型社会の熱量を肌で感じながら、蒲郡ならではの温泉、食、体験を満喫する。そんな、この街でしか実現できない特別な視察プランにぜひご参加ください。
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