日本が抱える高齢化社会という課題。その課題を解決するために、さまざまな高齢者向けサービスが生まれています。
今回の記事はその中でも一味違った福祉のカタチを提供するイベントのご紹介です。メンタル面から高齢者を支えることで健康寿命の延伸を目指すこのイベントは福祉に携わる方にとって新たなヒラメキにつながるはずです。
65歳以上の高齢者が楽しめる80年代ダンスイベント「シニア ディスコ」
シニアディスコは9月19日火曜日、敬老の日に大阪市で開催されるディスコイベント。コンセプトは「もう一度青春の夜遊びを。」
対象は老人ホームに入居する65歳以上の方。この日は老人ホームをエスケープして若い頃を思い出しながら夜遊びを楽しみます。参加者の最高齢は95歳!多くの高齢者が楽しんでいます。
イベントの様子
開催にあたり、高齢者が安心の上、ちゃんと遊べる、楽しめるように工夫を凝らしています。会場はバリアフリーで車椅子の方も参加可能。イベント内容は座ったままでも楽しめます。
また、感染症予防対策(換気、消毒)はもちろん、高齢者の体力を考えて休憩時間や水分補給タイムも用意していますし、介護福祉の専門職がスタッフとして参加しているので安心です。
メンタル面から高齢者を支える
シニア ディスコの目的は介護予防にあります。さまざまな施設でもダンスの時間はありますが、高齢者の方からはもっとおしゃれして楽しいダンスを踊りたいという意見があったそうです。
そこで、踊りたい高齢者の方に楽しんでもらうために、介護施設とは一味違うおしゃれなレクリエーションを始めようと、今回のイベントが生まれました。介護施設利用者の高齢者は気持ちの面でも沈みがちになることが多いです。だからこそ昔を思い出し、元気に踊ることで、明るい気持ちを持ってほしいというのが運営の願いです。
今回のイベントでは運営者より会場案内やイベントの説明を受ける視察プランも受け付けています。会場の関係で視察人数は5名程度までですが、高齢者向けサービスの新たなヒントとして、ぜひ参加してみてください。