2022.06.29

これからの未来を考える場所「次世代エネルギーパーク」

これからの未来を考える場所「次世代エネルギーパーク」

次世代エネルギーパークとは、再生可能エネルギーをはじめとした次世代のエネルギーに関する新たな取組を見学、体験できるように施設整備などを行い、小さなお子様からお年寄りの方までが楽しく学習・体験できる施設のことです。資源エネルギー庁が認定しており、平成19年度から令和3年度までに、全国で66件が認定されています。

次世代エネルギーパークの条件


以下の6つの要件に該当する施設を対象として、次世代エネルギーパークの計画の認定・公表を行います。

1.実施運営主体が確定していること。実施運営主体は地方自治体又は第3セクター等であり、自治体が主体的に取り組んでいると判断されること(資金面については、運営主体以外の支援が過半を占めていてもよい)。また、必要に応じ、地元の再生可能エネルギー設備を有する民間企業等が実施運営に参加する場合は、その者が決定されていること。

2.実施運営主体において、建設費、維持費、来場者予測等を考慮した現実的な収支計画が立てられていること。また、収支計画の中で、費用負担を行う者が決定されていること。

3.地域特色を明確にしたコンセプトが存在するなど、地域の特色を生かした創意工夫がみられること。

4.再生可能エネルギー設備で発生した電気・熱が、パーク内や周辺地区で使用され、もしくは系統に連系される計画であり、利用する発電量・熱量規模及び利用先が明示されていること。

5.原則として複数の種類の再生可能エネルギー設備が含まれていること。また複数の地域にまたがる場合には、全体像がわかるような中心的な施設が存在するとともに、一体的に見学できるような工夫がなされ、また、個々の施設において、見学者に対し安全を確保しつつ必要な情報が提供できる体制がなされていること。

6.近隣に再生可能エネルギー設備や関連施設がある場合には、可能な範囲で、当該パークに関連する施設として位置づけられていること。

次世代エネルギーパークで出来ること

次世代エネルギーパークでは、発電を伴うダムや地熱発電の大型施設の見学をしたり、鳥取すいそ学びうむ(とっとり水素学習館)のように、電気で水を分解して水素を発生させ、その水素でドローンを飛ばす体験ができるなど、太陽光、風力、水力、バイオマス、雪氷熱等の多種多様なエネルギーについて楽しく学ぶことができます。1箇所だけを見学する施設もありますが、点在している複数の施設を一体的に見学できるような周遊モデルコースを提供している施設も多く、その場合には事前申込が必要です。施設を見学する際には、各施設のホームページ等を確認してから参加しましょう。
 

次世代エネルギーパークに行ってみよう!
 

2022年4月現在で、全国66自治体の次世代エネルギーパーク計画を認定してます。資源エネルギー庁が発行している「次世代エネルギーパークガイドブック」から検索することができます。どの次世代エネルギーパークも特徴的な施設ばかりなので、実際に行ってみて、再生可能エネルギーを楽しく学んでみましょう!

次世代エネルギーパークガイドブック