2022.06.29

港版道の駅?「みなとオアシス」を活用したまちづくり

港版道の駅?「みなとオアシス」を活用したまちづくり

ドライブや旅行の際に立ち寄る道の駅。日本全国の各所に設置されているため、今では身近な存在となっています。この道の駅の港版があるのはご存知でしょうか。「みなとオアシス」と呼ばれる港版道の駅は、地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進するため、住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われる施設として、国土交通省が申請に基づき登録するものです。

平成15年に中国及び四国地方整備局で創設され、現在では全国に149箇所も点在しています。

「みなとオアシス」の役割

みなとオアシスは、地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりの促進を担っています。施設内は地元産品の物販飲食店、文化交流施設などで構成され、地域住民・観光客・クルーズ旅客その他の港湾利用者等の交流拠点として活躍。地域観光のPRや交通情報の提供なども行います。

定期的にイベントを開催しており、絵画コンクールやハロウィン、グルメ大会、釣り大会など内容は幅広く、老若男女が楽しめるイベントが行われているようです。

イベント情報はこちら
 

海がなくても「みなとオアシス」は登録できる?
 

2020年には、海のない栃木県にある「みなとオアシスさの」が登録されています。2003年に制度が創設されて以来、内陸地での登録は初めてのことです。

海から遠く離れた栃木県に位置しながらも、代表施設の「佐野インランドポート」が海上コンテナ輸送の内陸拠点となっており、コンテナ輸送施設の見学会や、魚屋や牡蠣小屋が出店しているので、新鮮な海の幸を楽しめます。こういった京浜港・茨城港のPRを通じて「みなと」を感じられることから、みなとオアシスに登録されることになりました。

 

全国のみなとオアシスに行ってみよう!

海に囲まれている日本では、古くから交易の拠点として港町が発達してきました。その特徴は地域によってさまざまで、貿易港、漁港、軍港、工業港など用途も違います。そのため、昔ながらの風情のある漁港や、貿易のコンテナが積み上げられた港など港によって見える景色が違います。

日本中にある「みなとオアシス」では、そんな港町それぞれの特徴ある体験や景色、特産品や飲食店に触れ合うことができます。旅行の際は、是非みなとオアシスに立ち寄ってみてください。

全国の「みなとオアシス」