先進技術を取り入れた食用コオロギの養殖場で、世界の食糧問題と持続可能な地球の未来について考える

クリケットファーム茅野養殖場は、長野県茅野市にある食用コオロギの養殖場です。

先進技術を駆使したスマート養殖システムを採用しており、コオロギの飼育で重要な温度・湿度の管理をセンシング技術で自動化するほか、独自開発のスマホアプリで各飼育ケースのQRコードを読み取ることでケースごとの成育状況や作業タスクの確認が可能です。

また、自走式ロボットの開発も進めており、水・餌やりに加えてAIでの画損認識を用いた出荷判断機能の搭載も予定しています。

食用コオロギは牛や豚よりもはるかに少ない環境負荷で育てることができ、タンパク質のほかにアミノ酸や亜鉛、鉄なども多く含む次世代のスーパーフードと言われています。

2030年に予測される世界的なタンパク質不足の解決に向け、肉や魚に並ぶもうひとつのタンパク質摂取の選択肢として確立すべく、当社は食用コオロギの養殖および認知拡大に努めていきます。

■視察プランについて

当視察プランでは、養殖場内の工場見学、および食用コオロギの将来性についての講和をクリケットファーム創業者である代表・坪井大輔が担当させていただきます。

コオロギを含めた昆虫食に対しては、昨今、賛否を交えて世間からの高い注目を集めています。中には野生と食用のコオロギを一緒くたにして語られるデマや陰謀論にまで発展しているものまでさまざまです。

そうした状況も踏まえまして、あらためて食用コオロギが持つ飼育面・栄養面での可能性についてお話をさせていただきます。

嫌悪感なく取り入れていただくための試行錯誤や、市場全体としての問題点（ガイドライン未整備や安定供給の乏しさ）についても正しい知識のもとで共有させていただければと思います。

■地域との関係性を深め、ローカルな食文化を世界に向けてアップデート

私たちクリケットファームは長野県茅野市より認定農業者として認定を受けており、食用コオロギの養殖事業者としては非常に珍しいケースです。

また、長野県の信濃毎日新聞社の取り組み「昆虫みらいプロジェクト」にて開発される商品に私たちのクリケットパウダーをご提供するなど地域との関係性も深めております。

食べるものが限られた貧しい時代に貴重なタンパク源として食されてきた昆虫は、今後世界的な人口増加でタンパク質不足が懸念される時代において必要な選択肢になってくると考えられます。

古くから信州地方に根付いてきたローカルな食文化を、日本だけでなく世界のあらゆる人たちに取り入れていただけるよう現代版へとアップデートさせ、世界へ発信して参ります。

ネガティブな印象を持たれがちな食用コオロギですが、そのイメージを少しずつ変えていくのも私たちの大切な使命です。

工場見学にいらっしゃった一般の方からは「においが気になると思って訪れたが、全然いやな匂いがしなかった」と養殖場内のクリーンさに驚いて帰られる方も多くいらっしゃいます。

目新しい者に対する先入観や固定観念が生じるのはごく自然なことですが、実際に見ていただくことで負のイメージを払拭できると思います。ネガティブなイメージをお持ちの方にこそ、私たちの養殖場を訪れていただきたいと思います。

見学の様子

■テレビ取材実績

池上彰のニュースそうだったのか!!年末SP　2022年12月29日放送

https://www.cricketfarm.co.jp/?p=11849

ナニコレ珍百景　2022年10月14日放送

https://www.cricketfarm.co.jp/?p=11705

熱狂 1/365のマニアさん　2022年10月14日放送

https://www.cricketfarm.co.jp/?p=11542