ローカル企業のDX化！DX化へのトライ&エラーと業務改善の効果を学べるプラン

小田商店は徳島県を中心に、水道部品の店舗・通信販売、配達、メンテナンスを行う卸売業者です。

1953年、創業者は戦後の混乱期に機械工具と水道部品の販売で事業を開始。今から20年ほど前に「先代である父親の突然の引退」に伴い、小田大輔が3代目代表取締役社長に就任しました。

継承した際に、大量の紙とワープロを用いての非効率な事務作業や在庫管理の現場を目の当たりにし、DX化を決意。デジタルツールを用いながら、フロントからバックオフィスまで抜本的な業務改革に乗り出しました。

約20年で1億のコストをかけて失敗を繰り返し、受発注や配達、見積り、営業事務、資金管理といった業務に関する全てのデータが、自社のデータベース上に自動で集約される仕組みを構築。

その結果、請求書発行や予算管理、見積などに係る時間を大幅に短縮することに成功し、浮いた時間や人員を使い、店頭での販売だけでなく配達や、コンサルティング、工事支援など、顧客に近く付加価値の高い仕事に注力したことで、業績は大幅に向上しました。ほとんど社員数は変わらずして1億円突破の増益に貢献しました。

小田商店では、取扱商品は7万点以上、業務プロセスは68項目におよびますが、全てデータベースで管理されています。さらに売上や商品のデータは、ほぼ全て社員に共有されており、データをもとに売れ筋商品の発見、受注予測、価格決定などを行います。数多くの商品の中から思わぬヒット商品や、採算が取れない商品を発見しやすくなるため、自社の利益率も大きく向上 し、営業時間の短縮も実現しました。

このように様々な失敗と成功を繰り返して構築したDX化によって、働きやすく生産性の高い職場となっています。人手不足に悩むローカルの中小企業が多い中、DX化は全ての企業に求められます。本視察では小田商店の失敗例も成功例も共有しますので、ぜひ生産性の高い環境構築の参考にしてください。

■メディア・受賞実績
 

–Local DX Labトークショー 登壇
https://data.wingarc.com/localdxlabtalkshow02-48296

「Local DX Lab」で記事掲載
https://data.wingarc.com/localdxlab-36-tokushima-44149

２０２０年全国中小企業クラウド実践大賞
https://cloudinitiative.jp/okayama/odashoten

徳島経済Vol.111 2023 Autumn　掲載
https://www.teri.or.jp/mn/wp-content/uploads/2023/10/2023-111reskill.pdf

■本プランについて

本視察プランでは、以下の内容を中心にご説明させていただきます。

・現在までの会社の経緯

・今まで行ったＤＸの取り組みとその実績

・実際に使用しているツールの紹介とその効果

その他、会社見学などを通して、取組だけでなく社風についてもお伝えできるかと思います。ＤＸ化に取り組みたい企業の方や、業務改善に取り組む自治体の方は是非ご参加ください。