新規就農者増加に向けた兼業農家育成学校の運営について

■学校紹介

チバニアン兼業農学校は、兼業就農に特化した学校です。

これまで111名の入学者がおり、40名の新規就農者を輩出しました。

カリキュラムは本業との両立を前提に考え、平日夜からのZoom遠隔授業と月4回程度の週末土日開催研修で構成。

チバニアン研修農場の用意や水戸市日本農業実践学園において栽培研修、農地取得申請書式等の書き方講座など、就農するために必要な様々な知識・経験を提供しています。

他にも生徒は、省力栽培・自然栽培・6次産業化、といった農に関わる各種研究会活動に参加するので、継続的に相互研鑽を行える環境です。

座学の講義、現地研修の様子

■なぜ兼業就農に特化した学校を開設したのか

近年、政府は農業者の減少を解決するために、半農半X（兼業農家）や二拠点住居の奨励、関係人口の拡大を推進していますが、実際に兼業就農する方法はほぼありません。

農業をやりたい、田舎暮らしがしたいというニーズを持った方の前には、どうやったら農家になれるのか、農地はどうするのか、収入はどれくらいなのか、仕事辞めるのか、家族をどうやって説得するのか等、様々なハードルがあります。

また、実際に専業就農したとしても、5年以内には約3割が離農、成功しても平均的給与はそれほど高くないのです。

就農をするためには上記のような課題を解決しなくてはなりません。

そうした課題を解決する存在が兼業農家だと考えた私たちは約3年間、どうすれば兼業農家になれるか、そして農で無理なく副収入を増やし、自然の中で健康的に暮らし、家族が幸せになれるかということを研究してきました。

その成果がでたタイミングで千葉県睦沢町からもご縁いただき、自治体協力のもと開校したのがチバニアン兼業農学校です。

無理なく就農したい、田舎暮らしをしたい、仕事はやめたくない、技術だけでなく農地取得や融資/補助金も教えて欲しい、そうした就農希望者の様々な願いを叶えることで、農家の減少という社会課題の解決に向け、取り組みを強化しています。

左：先輩農家の元を訪れた研修の様子　右：6次産業化商品の製造・販売についても学べます

■プランについて

本プランは、当校の取り組みについてご説明と、圃場見学を行う内容です。日曜日の視察でしたら、実際に研修を行なっている学生の様子も確認できます。

講師は当校の校長である平山または、日本農業実践学園園長、講師兼農業専門行政書士、農家税理士、農家建築士、兼業農家といった、実際に兼業農家としての活躍や支援を行なっているメンバーです。

校長の略歴は下記にも記載しているのでご確認ください。

就農者を増やすために取り組んでいる自治体職員の方や支援団体の方からのご応募をお待ちしています。

※就農を考えている個人の方向けに、無料のオンライン説明会や現地見学会も開催中です。希望者は予約リクエスト後にその旨をチャットでお伝えください。

当校に後援をいただいている睦沢町の移住者増加、耕作放棄地の活用を目的に、睦沢町の魅力を知るためのツアーも開催しています