1000年の歴史を持つ森林を未来につなぐための保全活動、環境教育、6次産業化、循環型林業の取り組み

@和歌山県 伊都郡高野町

3時間

5~20名

1000年の歴史を持つ森林を未来につなぐための保全活動、環境教育、6次産業化、循環型林業の取り組み

現地視察プラン

■高野町周辺の地域紹介

和歌山県はかつて「紀州木の国」といわれていたように、県面積の77%が森林に覆われた自然豊かな環境です。

 

また、紀伊半島の地形は急峻であり、その山深い環境は世界遺産に登録されている「紀伊山地の霊場と参詣道」の高野参詣道や熊野古道、吉野の奥駆道など、昔から山を信仰の一部ととらえ、山、しいては自然環境全体を神仏宿る空間として崇めてきました。

 

和歌山県高野町も町面積の95%が山林であり、宗教の歴史と共に山林の歴史も時代の人たちの手によって脈々と受け継がれてきた地域です。

 

高野山は平安時代の弘仁7年(816年)、弘法大師空海により高野山真言宗の修行の場として開かれ、2017年には開創1200年記念法会が大々的に行われました。

 

高野山の森林は長和年間(1011~1015年)に祈親上人による植林を始まりとして、主に寺院の修繕用材を目的に杉・ヒノキが植えられた人工林です。

 

高野山に存在する寺院の歴史と共に、それを取り巻く自然環境もまた信仰の一部として大切に保護育成されています。

 

その一例として代表的なのが、寺院建築以外の伐採を禁じる「高野六木」制度です。

 

高野山を代表する樹木とされる「杉・ヒノキ・コウヤマキ・モミ・ツガ・アカマツ」は文化10年(1813年)に、寺院や伽藍の修繕用材以外の伐採を禁止しました。

 

現代にいたるまで保護育成されてきた樹々は、現在の高野山で巨木として林立し、多くの歴史を物語っています。

 

多くの戦乱や時代変遷を経てもなお息づく弘法大師の教えと高野山を取り巻く重厚な森林。これを護り支えてきたのが金剛峯寺山林部であり、施業を担う高野山寺領森林組合です。

 

 

 

■高野山寺領森林組合の紹介

高野山寺領森林組合は、金剛峯寺をはじめとして境内寺院が所有する山林の施業管理を行っている、全国でも珍しい形態の森林組合です。

 

長きにわたり、後世を見据えた施業計画に基づいて山の手入れを行い、今なお健全な森林環境を保ってきました。

 

また、森林組合として、木を植え、育て、伐り、売るだけでなく、施業過程で出る間伐材や木材にならない枝葉などを活用した6次産業化にも取り組み、ハンドクリームやアロマオイル、自然素材を利用した日用品の開発・販売をしています。

 

その売上の一部は再び森林に還しており、消費だけでない、循環型の林業も実践中です。

 

他にも、森林環境の大切さと木と森林を護る仕事を伝えるためのイベント、歴史的価値のある古道や史跡、貴重な植物や珍しい生物の生息、 そして宗教に彩られた静謐で重厚な高野町の森林を知ってもらうための情報発信にも力を入れています。

 

6次産業化で開発した商品

 

 

 

■イベント開催、研修・視察受け入れ内容

これまで開催してきたイベントや受け入れた視察・研修は以下の通りです(抜粋)。

 

・和歌山県労働力確保支援センター主催「林業就業支援講習(1日コース及び6日コース)」

林業就業希望者に対して、林業基礎知識から機械講習(座学及び実践)、現場での作業研修など実際の施業地にて作業を経験してもらう。

 

・森林環境の利用・啓蒙活動

和歌山県高野町は2007年に「高野山千年の森」として森林セラピー基地として認定されており、森林セラピーツアーを開催。他基地よりのツアー体験、視察の受け入れ実績もあり。

 

・小中学生を対象とした林業体験・森林教室

和歌山県では小学5年生を対象に「紀の国緑育推進事業」を行っており、授業の一環として林業の知識、森林の働きなどを現場を通して学習するカリキュラムが存在しており、実際に高野山に来て間伐体験をしたり、自然林と人工林の違いなどを自然散策を通しての学習を提供している。

 

 

 

■視察プラン

本視察では職員より、高野町の森林の特徴、これまでの取り組んできた保全活動や6次産業化の成果について説明させていただいた後、森林現場の視察や寺院、自然環境をご案内いたします。

 

間伐体験や染体験などのワークショップも対応しているので、希望者は予約リクエスト時にオプションを選択してください。

 

林業従事者や支援を行う自治体職員・関係各所の方々向けのプランです。

 

また、林業をやってみたい、森林を活用した事業に興味があるという方にも、参考にしていただける内容となっています。

 

皆様からのご参加をお待ちしています。

 

左:森林セラピーでは整備された人工林を歩きます。 右:奥之院参道には参詣者が植樹した杉の巨木が並びます。

内容の詳細

視察名

1000年の歴史を持つ森林を未来につなぐための保全活動、環境教育、6次産業化、循環型林業の取り組み

カテゴリ

農林水産

キーワード

林業 、6次産業化 、循環型林業 、環境

定員

5~20名

所要時間

3時間~
※ワークショップ等含む場合は別途相談

料金

3,000円/1名
※ワークショップ等含む場合は別途料金がかかります。

支払い方法

請求書後払い 、銀行振込

申込期限

希望日の10日前

実施⽇

4月~12月
※状況によってはお受けできない場合もありますのでご了承下さい

視察内容

・施業地現場見学:1~2時間程度
・森林環境、周辺視察:1~2時間程度
・林業の施業についての歴史や森林資源の活用についての取組についての質疑応答:1時間程度
・ワークショップ:2時間程度

受⼊必須条件

汚れてもよい服装でお越しください。他オプション等の場合は別途御案内させていただきます。

その他

本プランの受入先は適格請求書発行事業者として登録を行っています

オプション追加料⾦

  • 間伐体験 1名 1,500円(税込)

    所要時間:2時間程度 山の仕事を実際に体験することで作業の必要性を体感していただきます。

  • 草木染体験 1団体 2,000円(税込)

    所要時間:3時間程度 高野山の植物を使って草木染が体験できます。

  • 森林セラピー体験(半日) 1名 2,000円(税込)

    所要時間:3時間程度 森林セラピーを通して自然環境の豊かさや森林の癒し効果が体験できます。

集合場所へのアクセス

集合場所

高野山寺領森林組合事務所

住所

〒648-0211 和歌山県 伊都郡高野町 高野山45-17

最寄駅

高野山駅

アクセス方法

【公共交通機関】
南海高野線 極楽橋駅下車、南海高野山ケーブルで高野山駅まで。
高野山駅より山内路線バスで中之橋霊園バス停、または玉川通バス停より徒歩10分

【車】
・大阪方面より
阪神高速道路松原線から阪和自動車道経由、南阪奈自動車道「羽曳野」で下り、国道170号線を通って河内長野へ。
河内長野から国道371号線で橋本を目指してください。

・名古屋方面より
東名阪道から名阪国道に入り郡山ICから国道24号線で橋本を目指してください。

・橋本市より
橋本市より国道370号線九度山町経由、もしくは京阪奈自動車道「かつらぎ西I.C.」から国道480号線にて高野山へ。
橋本・かつらぎから高野山

視察受⼊先の情報

高野山寺領森林組合

和歌山県高野町は町面積の約95%を山林が占めています。 その大部分は人工林であり、古くは長和年間(1011~1015)に祈親上人による植林を始まりとして、主に寺院の修繕用材として杉・ヒノキが植えられてきました。...

3,000 円(税込) / 名

予約人数

5

合計

15,000円(税込)

予約内容を確認してリクエストする

視察内容

希望⽇

希望⽇追加

予約人数

決済⽅法

オプション追加料金

間伐体験

所要時間:2時間程度 山の仕事を実際に体験することで作業の必要性を体感していただきます。

1 1,500 円 x 5

7,500円(税込)

3,000

草木染体験

所要時間:3時間程度 高野山の植物を使って草木染が体験できます。

1団体 2,000 円 x 1

2,000円(税込)

3,000

森林セラピー体験(半日)

所要時間:3時間程度 森林セラピーを通して自然環境の豊かさや森林の癒し効果が体験できます。

1 2,000 円 x 5

10,000円(税込)

3,000

キャンセルポリシー

予約リクエスト段階では、キャンセル料は発生しません。
予約が確定している場合は、キャンセルポリシーが適用になります。
もっと詳しく

視察確定後にキャンセルする場合、または変更する場合

予約リクエスト後は、マイページの 予約詳細/メッセージ から人数やオプションの変更ができます。
予約確定後に予約内容を変更される場合は、一度キャンセルしてから改めてご予約をお願いいたします。

料金の詳細

1000年の歴史を持つ森林を未来につなぐための保全活動、環境教育、6次産業化、循環型林業の取り組み

@和歌山県 伊都郡高野町 | 3時間 | 5~20名

プラン基本料⾦

x 5

15,000 円(税込)

3,000

合計