【地方創生】指定管理者による”稼げる施設”づくり！地域の魅力の引き出し方とその経緯について学ぶ

■開成町　とは

開成町は、神奈川県西部に位置し、箱根町や富士山に近い自然豊かな地域です。都心部からのアクセスも良好で、新幹線を使って東京都から約1時間で訪れることができます。

東京の近郊にありながら、自然豊かな田園風景、山々、澄んだ空、山から流れる綺麗な水など田舎暮らしを感じられる町です。

また、開成町は、人口約17,000人、県内で最も小さな面積の町でありながら、人口増加率は県内で最も多く、地域外からの転入が多い町として注目を浴びています。

■あしがり郷瀬戸屋敷　とは

あしがり郷瀬戸屋敷は、400年の歴史を有する古民家で、地域の名主（庄屋）を務めた瀬戸家の屋敷です。1,800坪の敷地内には、茅葺の大きな古民家、現役で使える釜戸や囲炉裏、枯山水の庭園、水車小屋、土蔵、井戸などがあり、江戸時代の農村の暮らしを今に伝えています。

2005年に瀬戸家から開成町に寄贈され、公共施設として営業を開始。2016年までは町の直営で運営しておりましたが、2017年には指定管理制度を導入し、その後は弊社が運営・管理を担っております。

瀬戸屋敷の来場者数は、年間で約35,000人です。近隣地域のお客様だけでなく、東京都・横浜市などの都心部からのお客様も多く来場しています。特に、町規模のイベントである「開成町あじさい祭り」（6月上旬）と「瀬戸屋敷ひなまつり」（2,3月）には多くのお客様が来場します。

■弊社の取り組み

弊社は、当施設の指定管理業務のみならず、当施設を活動拠点とした地域活性化事業に取り組んでいます。その一歩目が開成町の酒造「瀬戸酒造店」の子会社化です。

瀬戸酒造は長年酒造りを休眠していましたが、当社が子会社化することで自家醸造を再開しました。

今では、世界的なコンクールで賞を数々と受賞し、「2022年世界酒蔵ランキング」では第9位にランクインするなど、世界で活躍する企業にまで成長しています。

また、2019年には、地元の婦人会・観光協会・地域住民等と連携し、「開成町農泊推進協議会」という任意団体を設立しました。

これにより、弊社は「あしがり郷瀬戸屋敷」の公共施設管理者としての顔、「瀬戸酒造店」という地元民間企業としての顔に加え、「開成町農泊推進協議会」の一員という新たな側面も持ち、それぞれの側面から地域活性化に寄与するというビジネスモデルを展開しています。

■当施設の事業内容

〇「使える古民家」レンタル事業

　瀬戸屋敷では各部屋の貸出を行っております。定期的な教室利用から数日間のイベント利用など、利用内容は様々です。

〇「地域の魅力を発信」収益施設の運営

2017年に喫茶店「cafe hacco」、2020年に地場野菜等の直売所「atelier hacco」をオープンし、運営を開始。

弊社子会社の瀬戸酒造店と連携し、オリジナルの発酵食品や飲食メニューを開発、販売しています。

〇「開成町のファン（リピーター）づくり」体験イベントの開催

開成町の魅力高い資源を有効活用し、様々なターゲットに対して体験イベントを開催しています。

体験イベントでは、開成町に在住の農家、地域団体、事業者、作家等と連携。地域の方々と共に一緒に町の魅力を伝え、観光客のおもてなしを行うことで地域全体で活性化に取り組む機運を高めています。

〇「外国人へのおもてなし」インバウンド事業

旅行会社と連携しインバウンドの受け入れを行っています。インバウンド事業については、地域住民と協力し交流型の体験コンテンツを多く取り入れ、日本の暮らしや文化を伝える体験プログラムを実施しました。

昨年は400名以上の外国人を受入れ、高い評価をいただいております。

■視察プランについて

弊社の現場担当者より、指定管理者として収益事業の実施における背景、経緯、問題、不安、課題、失敗談、成功談、結果、成果等について講演します。

事業責任者による「開成町の地方創生ビジョンと戦略」の講演や、体験コンテンツ（釜戸ご飯づくり、囲炉裏体験、収穫体験、発酵体験、地域周遊体験など）の提供も可能です。

希望の方は予約リクエスト時にオプションを選択の上、ご予約ください。