生産・消費格差解消へのイノベーション、誰もが自分らしく入れる居場所づくりに取り組む体験農園
@神奈川県 藤沢市
1時間
1~10名
現地視察プラン
■さんかく農園のご紹介
さんかく農園は2022年1月にオープンした、無農薬・無化学肥料栽培で、農作業体験ができる農園です。
「生産から消費をより公正に」「農園を包摂的な参加の場に」という2つの農園理念を掲げています。
理念に基づき、農園からより環境に負荷をかけず人権に配慮された生産から消費までの過程を表現することと、農園への参加に対しすべてのアイデンティティが包摂されることを目指して運営を開始しました。
それぞれの理念についての詳細は以下のとおりです。
「生産から消費をより公正に」
このせかいで、生産物が作られてから消費者の手に届くまでまで、様々な過程を経ています。せかいの畑で生産されるものは食べ物や嗜好品、服など私たちの生活とも大きく関わるものです。
その過程で、過酷な労働や不当な賃金などによって人権が侵害されたり、農薬や大規模な森林伐採などによって環境が破壊されています。その事実を前に、消費者としてものを買っている私たちからなにか変えることができるはずです。
さんかく農園では、皆さまと一緒に生産場面の一部である農に触れるところから、自分たちで生産できるものは自分たちの手でより環境や人権に配慮した形で生産すること、また、自分たちで作れないものはより公正な取引によって流通したものを消費できるようにすることで、生産から消費までに生じているせかいの人権侵害や環境破壊をなくしていくことを目指します。
「農園を包摂的な参加の場に」
人は生まれながらにして自分の生まれる場所や環境、アイデンティティを選択することはできませんが、それによりこの社会では多くの社会的排除が生じていると感じます。
さんかく農園では、当園に参加して頂く方にこういったあらゆる排除をなくし、すべてのアイデンティティが参加できる、包摂的な場作りを目指します。
そこでスライディングスケールによる支払いシステムや、農家と一対一(〜数名)で安心して過ごせる空間づくり、各種福祉施設やボランティア団体との協同等を取り入れなど、参加への障壁をなくすための取り組みに力を入れてきました。
また、地域社会にも積極的に働きかけ、私たちの活動を通して、包摂的な地域社会作りにも寄与したいと考えています。
すべてのアイデンティティ、といっても、私たちがそのすべてを把握し配慮できるとは思っていません。多様な場作りには、場を作る段階から多様な人や考えが必要です。
包摂的な場を作るためにも、私たちこの社会の一人ひとりが自分のアイデンティティを普段から当たり前のように話せる社会が理想だと考えています。
農園で収穫できる無農薬・無化学肥料の作物
■視察プランについて
今回の視察プランでは代表の柳下と一緒に農業体験をしていただきながら、実際の土や野菜に触れながらさんかく農園の成り立ちや実現したいビジョンについてお話しします。
開催日は毎週木曜日の15時〜から1組となっていますが、毎週水土日に開催する通常の農業体験枠でのご参加も可能です。他のお客様方の予約状況では受付できない場合もございますのでご了承ください。
さんかく農園の体験農業の内容・特徴についても記載しているので予約リクエスト前にご確認ください。
■さんかく農園が提供する体験農業の特徴
さんかく農園の体験農業は時間制で一組ずつの体験、非会員制、指定の範囲でお客様に料金を決めて頂くスライディングスケールによる支払い方法という3つの特徴があります。
グループや会員制の農園はよくあると思います。会員制のメリットはグループ内でコミニティを形成しやすいという点ですが、一方で新規の方が入りにくいという特徴があると考えました。
もちろん、コミュニティが形成され、仲間と共に農業に取り組む姿は素晴らしいものですが、当園は「生産に触れる人を増やしたい」という理念を優先し、手軽に参加できる非会員制を導入、また、代表とお客さんで一対一組の関係性をたくさん作れるようにしようと考え、時間制、一組ずつの体験農園としています。
また、さんかく農園では30分~60分、お客さんに選択してもらった時間一緒に農作業をし、収穫したお野菜をお渡しした後、お支払いをしてもらいます。
支払い方法は1000~50,000円程度の中でお客さんに値段を決めてもらうスライディングスケール方式にしました。0円での体験予約も事前に事情等を伺えれば受け付けています。安さを求めるだけでないお金の使い方を考える機会を作りたい、経済状況に関わらず参加してもらえるようにしたいという思いがあります。
農業体験の様子、様々なアイデンティティを持つ方々にご利用いただいています
■代表プロフィール
さんかく農園代表 柳下 貴士
2011年、東日本大震災をきっかけに、ボランティアに興味を持つ。
医療系大学進学後、ボランティア団体に所属し、東日本でのボランティア活動を開始。風評被害を受けた農家での活動や、津波により遊べなくなっていた海岸の清掃活動など開始。
東日本でのボランティア活動と並行し、フィリピンでのボランティア活動にも取り組み、大学一年生時、初めてフィリピンに赴き、住居がない方へ住居建設を行う団体の手伝いをしながら10日間程度現地に滞在。
大学三年生時、「貧困のない公正な世界」を目指し世界90か国以上で活動する国際NGO「OXFAMは」が開催する4泊5日のトレーニング合宿「CHANGE initiative」に参加。参加者との交流によって、生産者と消費者の格差について知り、衝撃を受ける。
以降、その問題に対し、自分のできることから始めようとフェアトレード商品、オーガニック・有機商品を買う、家庭菜園などで自分で育てて食べる、菜食を取り入れるなどに取り組むが、自分だけの行動ではなく、周りの人を巻き込んで活動を行いたいと考えるようになる。
様々な人が生産から消費まで考えるきっかけがあれば、生産者と消費者の格差が解消されるのではと考え、自身が農家になり、農園へ定期的に来てもらう体験農園の形で多くの人が生産の場に触れる機会を作ろうと決める。
友人が研修していた有機農家と知り合い、農家研修を開始。既定の研修期間である1年間農業を学び、2021年9月にさんかく農園の運営を開始。2022年1月より体験農園の営業を始める。
内容の詳細
視察名
生産・消費格差解消へのイノベーション、誰もが自分らしく入れる居場所づくりに取り組む体験農園
視察名
生産・消費格差解消へのイノベーション、誰もが自分らしく入れる居場所づくりに取り組む体験農園
カテゴリ
農林水産
カテゴリ
農林水産
キーワード
農業
、環境
、人権・差別
、無農薬・無化学肥料
、農業体験
、コミュニティ
キーワード
農業 、環境 、人権・差別 、無農薬・無化学肥料 、農業体験 、コミュニティ
定員
1名〜最大10名
定員
1名〜最大10名
所要時間
1時間
所要時間
1時間
料金
5,000円/1人
料金
5,000円/1人
支払い方法
請求書後払い
、銀行振込
支払い方法
請求書後払い 、銀行振込
申込期限
希望日の前日まで
申込期限
希望日の前日まで
実施⽇
毎週木曜日11時〜/14時〜の2枠
※毎週水土日は通常の農業体験を行っています。その枠でのご参加も可能ですが、お客様方の予約状況では受付できない場合もございますのでご了承ください。
実施⽇
毎週木曜日11時〜/14時〜の2枠
※毎週水土日は通常の農業体験を行っています。その枠でのご参加も可能ですが、お客様方の予約状況では受付できない場合もございますのでご了承ください。
受⼊必須条件
動きやすく汚れてもいい格好でお越しください
受⼊必須条件
動きやすく汚れてもいい格好でお越しください
集合場所へのアクセス
集合場所
さんかく農園
集合場所
さんかく農園
住所
〒252-0825 神奈川県 藤沢市 獺郷1191
住所
〒252-0825 神奈川県 藤沢市 獺郷1191
最寄駅
JR東日本相鉄線寒川駅
最寄駅
JR東日本相鉄線寒川駅
アクセス方法
ミニストップ藤沢獺郷店、徒歩1分
■電車・バスでお越しの場合
湘南台駅よりバス24分→獺郷バス停下車→徒歩5分
寒川駅よりバス8分→小谷バス停下車→徒歩5分
■お車でお越しの場合
駐車スペース有
※わかりづらい場所にございます。お問い合わせ下さい
アクセス方法
ミニストップ藤沢獺郷店、徒歩1分
■電車・バスでお越しの場合
湘南台駅よりバス24分→獺郷バス停下車→徒歩5分
寒川駅よりバス8分→小谷バス停下車→徒歩5分
■お車でお越しの場合
駐車スペース有
※わかりづらい場所にございます。お問い合わせ下さい
視察受⼊先の情報
さんかく農園
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