海外支援、農業教育、循環型農業を実践する観光農園に学ぶSDGsの取り組みについて

@静岡県 掛川市

2~3時間

5~99名

海外支援、農業教育、循環型農業を実践する観光農園に学ぶSDGsの取り組みについて

現地視察プラン

■団体紹介

静岡県掛川市に位置するキウイフルーツカントリーJapanは、東京ドーム約3個分の広さにおよそ85品種・1,500本のキウイを育成する観光農園です 。

 

園内ではキウイの食べ放題を一年中提供しており、訪れるたびに異なる品種の食べ比べが楽しめます。

 

また、10月〜1月には収穫体験も企画。採れたてキウイを持ち帰って熟成することで家庭でも味わうことが可能です 。

 

さらに、お茶摘み(4–11月)、クラフト体験、全天候型ビニールハウスでの手ぶらBBQやキャンプなど、多彩な体験プログラムを通じて家族連れ・グループが一日中楽しめる施設になっています。

 

高級ホテルやレストラン向けにも出荷し、直売所やネットショップで農園限定のキウイや関連グッズ、お米なども販売。

 

農産物の年間を通じたブランド展開と体験型観光により、地域活性化に寄与しています。

 


 

 

 

■設立の経緯

キウイフルーツカントリーJapanの起源は1976年、園長の平野正俊氏がアメリカで出会ったキウイの種を購入し日本に持ち帰ったことにあります。

 

米国では試験栽培中だったキウイを聞きつけ、ティースプーン1杯の種子のみ持ち帰りを許可された平野氏は、掛川の自宅農地に種を蒔き栽培をスタートしました 。

 

帰国後、1979年には初収穫を迎え、高級果実店へ出荷するなど、国内では希少な国産キウイの先駆者となりました 。

 

元々みかんとお茶の専業農家だった平野氏は、1990年頃には1.5 haあった茶園を全てキウイ農園へ切替。

 

分散していた農地を集約し、キウイに特化した経営体制へ転換しました。

 

さらに現代表の平野耕志氏は"人が集う農園"を目指して施設設計を強化。

 

2010年代以降、バーベキュー施設やキャンプエリア、子どもが遊べる仕掛けを整備しました。

 

80品種以上の育成やオリジナル新品種の開発に加え、循環型農業の徹底やSDGs教育プログラムを導入し、観光農園として進化を遂げています。

 

こうして、アメリカでの“種からの挑戦”を起点に、試行錯誤と拡大、農業・観光・教育の多面的視点を取り込みながら成長し、日本最大級のキウイ専門観光農園となりました。

 

 

 

 

■SDGsへの取り組み

○貧困農家サポート事業

当社は、静岡県掛川市での観光農園運営に加え、アフリカ・ザンビアにおいて持続可能な農業支援活動を行っています。

 

現地では多くの小規模農家が1日200円程度の収入で生活しており、栄養不足による生活習慣病も深刻です。

 

そこで同社は、無農薬・低コストで育てられるブルーベリーのポット栽培を導入し、栽培から販売までの技術支援を実施。

 

家庭での消費を通じた健康改善や、女性や若者を対象とした農業研修や雇用創出を行い、地域の経済的自立を支援しています。

 

これらの取り組みは、SDGsの「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」、「すべての人に健康と福祉を」、「働きがいも経済成長も」に直結しており、農業を通じた地域課題の解決と持続可能な社会づくりに貢献しています。

 

 

○農業教育推進事業

当社では、掛川市の茶産業が抱える担い手不足や耕作放棄地の増加といった地域課題に対し、修学旅行を通じた社会課題解決型プログラムを実施しています。

 

かつては日本有数のお茶の産地だった掛川も、今では高齢化や茶の消費減少により多くの農家が苦境に立たされているのが現状です。

 

当プログラムでは、茶畑を歩きながら地域の現状を学ぶフィールドワークや、農家との対話を通じたワークショップを実施し、課題を自分ごととして捉える力を養います。

 

さらに、訪問後も農家を手伝ったり、お茶の販売イベントに関わるなど、継続的な関わりを促進。

 

この取り組みはSDGsの「質の高い教育」「働きがい」「持続可能なまちづくり」などとも強く結びついています。

 

 

○エネルギー循環型事業

里山にて"クルリン農法"と呼ばれる持続可能な循環型農業を実践しています。

 

この農法は、自然の力を最大限に活かし、農園内で資源が無駄なく循環する仕組みです。

 

森の湧き水を利用した循環水システムでは、ため池にいる魚等の生き物の働きによって栄養豊富な水を畑に還元し、化学肥料の使用を最小限に抑えています。

 

また、ヒツジによる除草、動物のふんや作物残さを使った堆肥づくり、炭や灰を使った土壌改良、BBQの煙による害虫防除など、すべてが循環の一部として活かされています。

 

これらの取り組みはSDGsの「つくる責任、つかう責任」「気候変動対策」「陸の豊かさの保全」に貢献する、次世代につながる農業モデルです。

 

 

 

 

■本プランについて

本プランではまず事業の説明をした後、農園全体を案内いたします。

 

農園の案内の際に、弊社のSDGsの取り組みについても併せてご説明・ご紹介をさせて頂きます。

 

下記のオプションから重点的にお聞きになりたいものをお選びください。

 

選択内容によっては農園内の設備の紹介・説明もさせて頂きます。

 

本プランでは、SDGsの取り組みを検討されている事業者の方、より多角的な経営を考えている農業関係者、環境や農業についての支援を検討されている行政関係の方にご参加いただきたい内容です。

 

皆さまからのご参加お待ちしております。

 

写真:農園のSDGsマップ

オプション追加料⾦

  • ①貧困農家サポート事業 1団体 0円(税込)

  • ②農業教育推進事業 1団体 0円(税込)

  • ③エネルギー循環型事業 1団体 0円(税込)

内容の詳細

視察名

海外支援、農業教育、循環型農業を実践する観光農園に学ぶSDGsの取り組みについて

カテゴリ

農林水産

キーワード

6次産業化 、SDGs 、エネルギー 、観光農園 、観光 、教育 、経営 、再生可能エネルギー 、循環 、スマート農業

定員

3名~100名まで

所要時間

2~3時間

料金

1人当たり6000円

支払い方法

請求書払い

申込期限

希望日の2週間前までにお申し込みください。(それ以降のお申込みは要相談)

実施⽇

毎週木曜日は実施しておりませんが、日程調整が難しい場合は要相談いただけますと幸いです。

視察内容

プレゼンテーションまたは講演:30~60分(テーマに合わせて)
農園内の案内:30分~60分

講師紹介

講師紹介:平野 耕志(ひらの こうし)
静岡県掛川市にある「キウイフルーツカントリーJapan」の代表。
農業高校と東京農業大学短期大学部で学んだのち、2015年〜2017年には静岡大学大学院で「農業×ビジネス」の可能性について研究。

2012年から2年間、JICA青年海外協力隊としてザンビアで農業支援活動に従事。帰国後は観光農園の運営に力を入れ、農業体験や食育、地元食材を活かしたカフェやイベントも展開しています。

現在は、海外支援と地域づくりを両立する「持続可能な農業」の実践者として、大学講義や勉強会などで農業の魅力や可能性を伝えています。

集合場所へのアクセス

集合場所

キウイフルーツカントリーJapan

住所

〒4360012 静岡県 掛川市 上内田2040

アクセス方法

東名高速道路・掛川ICから車で6分
または
東名高速道路・菊川ICから車で11分

視察受⼊先の情報

キウイフルーツカントリーJapan

静岡県掛川市に位置するキウイフルーツカントリーJapanは、東京ドーム約3個分の広さにおよそ80品種・1,200本のキウイを育成する観光農園です 。 園内ではキウイの食べ放題を一年中提供しており、訪れるたびに異...

6,000 円(税込) / 名

予約人数

5

合計

30,000円(税込)

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視察内容

希望⽇

希望⽇追加

予約人数

決済⽅法

オプション追加料金

①貧困農家サポート事業

1団体 0 円 x 1

0円(税込)

6,000

②農業教育推進事業

1団体 0 円 x 1

0円(税込)

6,000

③エネルギー循環型事業

1団体 0 円 x 1

0円(税込)

6,000

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料金の詳細

海外支援、農業教育、循環型農業を実践する観光農園に学ぶSDGsの取り組みについて

@静岡県 掛川市 | 2~3時間 | 5~99名

プラン基本料⾦

x 5

30,000円(税込)

6,000

合計