食品廃棄ロスゼロ×地域産品の6次産業化を両立するSDGsの取組

■SDGs達成に向けた取り組みの紹介

株式会社丹後王国ブルワリーは、丹後の「地域商社」として、丹後地域の特徴を活かした、 持続可能な社会創りに取り組む企業です。

地域商社として販路と流通の開拓、地域産品を活用した自家製品・OEM/PBの製造開発、地域への観光誘客の推進などさまざまな角度から事業を展開することで、地域の活性化を担っています。

また、地域商社として地域課題の解決にも取り組んできました。特に近年は2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標（SDGs）」への取り組みが注目を集めており、当社でもSDGsを意識した行動として、食品廃棄ロスの軽減、丹後地域の環境保全の取り組みに力を入れています。

食品廃棄ロスの軽減に向けた取り組みの代表例が、京丹後産シャインマスカットを使用した京都初のクラフトビール「Kyo Tango Shine Beer」です。

「Kyo Tango Shine Beer」の副原料として使用するのは規格外で廃棄されてしまう京丹後産シャインマスカット。当社がこれまで蓄積したクラフトビールづくりの知見を活かし、シャインマスカットの香りと白ワインのような爽やかなでフルーティな味わいを生み出しました。

他にも、自社製造・販売を行っている自家製ベーコンの一部を活用した缶詰「あて缶ごろごろベーコンと旬野菜」を開発。

自家製ベーコンには「京丹波高原豚」という農林水産大臣賞を受賞した最高級ブランド豚を使用していますが、製造過程で整形のため裁断された部分を今までは廃棄していました。

この廃棄ロスを削減し、京丹後野菜と合わせることで、「京丹波高原豚」が持つお肉本来の脂身の甘さや旨味はそのままに、トマトやカラーピーマン等の京丹後産の旬野菜と山椒の香りを楽しめる商品となっています。丹後王国ブルワリーが製造するクラフトビール「TANGO KINGDOM Beer」など、お酒のお供にぴったりの一品です。

今後も当社では「食品廃棄ロス」の解消に貢献するため、食材の一部を活用した新商品や地元産の果物などを使用したクラフトビールの開発を進めると共に、地域商社として、地域特産品の開発や6次産業化を推進していきます。

丹後地域の環境保全についての取り組みではペットボトル、ロープ、ブイ(うき)、流木など海岸の漂着ゴミ処理を、デザイナーのアート作品素材として活用、再生するSDGsプロジェクト「海岸クリーン作戦-ブイサインプロジェクト-」に参画し、海岸をクリーンアップ行っています。

参加者は京丹後市の道の駅 丹後王国「食のみやこ」で営業する店舗様を中心に行い、回収したブイ(うき)を店舗の看板にリユースすることで資源を無駄にしない循環づくりに取り組みます。

左：Kyo Tango Shine Beer　右：あて缶ごろごろベーコンと旬野菜

■視察プランについて

今回の視察プランでは、SDGsの概要と、当社の取り組みについてご説明させていただきます。

視察の際は道の駅 丹後王国「食のみやこ」のレストランで、自社製造商品や地域食材をお楽しみください。

SDGsに取り組む団体・個人の方や、6次産業化に関わる農業事業者、支援団体の方々向けのプランです。また、SDGsについて学ぶ企業研修の一環としてもご利用できます。

皆様からのご参加をお待ちしています。