ものづくりのマチだからできる、新たなツーリズムの立ち上げ方

■「人の暮らしに寄り添う」技と人に出会うツーリズム『ふっと、なんたん』のご紹介

京都市北西部に広がる亀岡市や南丹市、京丹波町の南丹エリアは「森の京都」と呼ばれています。山や森、川など美しい自然が広がるこの地域では、伝統工芸が人々の生活に息づいてきました。

現在でもこのエリアはものづくりに携わる方が多く、さまざまな工場や工房があります。中には世界の有名企業からものづくりの依頼が届く工場や、日本全国から工芸品の注文が入る工房などもあり、京都から少し離れた里山に、それだけの技術を持った職人がいるということは、南丹エリアの大きな魅力です。

そこで私たちは、南丹エリアが持つ、ものづくりのマチならではの魅力を発信することで、より多くの方がこの地を訪れてくれるのではないかと考えました。そうした想いがきっかけとなり、2022年2月に「人の暮らしに寄り添う」技と人に出会うツーリズム『ふっと、なんたん』がスタートしました。

ふっと、なんたんは職人＝わざもちさんと表現し、普段は見学できない、わざもち（職人）さんのいるところを訪ね、交流や見学、体験を行う特別なツアーの提供と、わざもちさんのインタビュー記事や動画を公開しています。

サービスの制作は、運営を担っている一般社団法人わざどころPONを中心に、地元住民や地域にかかわりを持つ、Webエンジニア、旅行エージェント、ディレクター、カメラマン、モデル、ライターが集まって制作しました。「南丹エリアを訪れる方に、自然の美しさだけではなく、素晴らしい技術を持った職人さんや、その手から生み出される工芸品にも出会ってほしい。」それが制作に関わってくれたみんなの想いです。

見学や体験を受け入れてくれるわざもちさんは若い方から高齢の方まで、年齢層はさまざまですが、皆さんふっと、なんたんへの掲載を快く受け入れてくれました。

現在の累計ツアー参加者は100名を超えており、多くの方に南丹エリアの新たな魅力を知っていただけています。参加者は個人観光客だけでなく、スタディーツアーや研修旅行にもぴったりです。

「ふっと、なんたん」はこれからも、暮らしにまつわる人に出会い、魅せられ、未来の自分を豊かにする体験を提供していきます。

■視察プランについて

今回の視察プランではふっと、なんたんの運営を担っている一般社団法人わざどころPONの代表、黒田がお話しさせていただきます。集合場所のギャラリーショップわざどころPONは、移住者の黒田がクラウドファンディングを活用してOPENしたお店です。

店頭には「ふっと、なんたん」で紹介しているわざもちさんの工芸品などが並んでいます。実際に手に取り、その技術の高さを感じてもらえれば幸いです。また、視察後はお店の周りをご案内しますので、畑や田んぼが広がる南丹市ならではの里山の風景を楽しんでください。

観光名所や自然資源に頼らないツーリズムの立ち上げ方。関係人口創出。地域を巻き込んでプロジェクトを進めていくための工夫などをお話しさせていただきます。

ツーリズムに関わる自治体職員・団体・個人の方、特にお住まいの地域の観光資源の活用方法がわからない、既存のツーリズムと違う取り組みをしてみたい、そんな方からの申し込みをお待ちしています。

ふっと、なんたんWebサイトはコチラ

※講演・ウェビナーを希望される場合は予約リクエスト時にお伝えください。