市民参加型森林バイオマスエネルギー事業による、自然エネルギーの循環と地域経済の循環について

■企業・事業紹介

グリーンパワーうんなんは島根県雲南市における森林整備を進め、森林資源をエネルギーとして利用し、地域経済循環と環境保全に貢献することを目的に、平成24年6月に設立されました。県内の７社で構成されており、設立7期目には黒字決算を達成、安定した事業を営んでいます。

当社が取り組む市民参加型の森林バイオマスエネルギー事業によるエネルギー循環と経済循環についての説明は下記の通りです。

自然エネルギーの循環

グリーンパワーうんなんには、自らの山を中心に森林整備を行っている約４００人の雲南市民の皆様が、グリーンパワー仲間として登録をしていただいており、このうち毎年約１２０人の方が、当社が管理するストックヤードに木材を搬出してくれています。

グリーンパワー仲間から受け入れた木材は木質チップに加工。市内のチップボイラーへ供給し、公共施設の熱エネルギーとして使用しています。

＜供給施設＞波多温泉「満壽の湯」・三刀屋健康福祉センター・木次町健康温泉「おろち湯ったり館」・​雲南市庁舎・雲南市立病院・​加茂B&G海洋センター

地域経済の循環

グリーンパワー仲間の皆さまには、木材１トンあたり6,000円（現金2,000円と地域通貨「里山券」4,000円分）をお渡ししており、年間約4,000枚流通しています。

​その里山券は、雲南市内の「里山券取扱店」で使用が可能です。２０２１年４月時点では１１２店舗が取扱店として登録されており、スーパーマーケットや菓子店、居酒屋、食料品店、ガソリンスタンド、宿泊施設など多様な店舗で利用できるようになっています。

地域通貨「里山券」の流通により、地域経済の活力向上に貢献しています。

■視察プランについて

今回の視察では 「市民総がかりで行う森林バイオマスエネルギー事業の実践」について，当社の担当者よりご説明いたします。その後、温浴施設のチップボイラー、土場を見学していただきます。

希望者には山林現場視察（搬出，軽トラ積込みの体験）、 山の手入れ法の講義、検収材積の測定，収集運搬報告書の記載，里山券の受取の体験、ロープワーク講習の説明・体験を提供します。

希望者は予約リクエスト時にオプションを選択してください。