
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、1時間以内に東北各地を津波が襲いました。
私たちが住む、岩手県陸前高田市も例外ではありません。
約170kmにも亘って津波が押し寄せ、世帯甚大な被害をうけました。
その後、判明したのが「過去にも今回と同規模の津波が三陸沿岸で発生していた」ということです。
10mを超える津波の可能性が、震災前から声高に叫ばれていれば。
震災前の防潮堤には、限界があることを知らされていれば。
津波によって奪われた命はもっと少なくて済んだのではないかと今も頭を巡ります。
"桜ライン311"はその想いを同じくする者が集まり設立されました。
次の時代が、この悔しさを繰り返すことの無いように、津波の到達点を桜の木で繋ぎ、後世に伝えていきます。