北海道ニセコの代名詞でもある名峰、羊蹄山に抱かれた森の中にぽっかり現れた小さな菜園を、湧き水で暮らす鶏たちが暢気に散歩する。off-grid guesthouse GURUGULUでは皆、自然体でのんびり暮らしています。
自然の中で「暮らし」そのものをつくる、楽しむ。すると自分たちもひっくるめた自然の循環(グルグル)を肌で感じることができる。その先に「豊かさの本質」が見えてくる。そんなことを思いながらグルグルは進んできました。
グルグルは建てかけで放置された家屋を約7年かけて手作りし、2000坪を超える敷地を活用して、パーマカルチャー、オフグリットを少しずつ実践しながら、豊かな暮らしにつながる試みを続けています。
パーマカルチャーパーマカルチャーとは「permanentパーマネント(永続的な)」と「agricultureアグリカルチャー(農業)または cultureカルチャー(文化)」を結合した造語。1970年代にオーストラリアで生まれた、持続可能な農的暮らしの考え方です。
様々な側面から周辺の自然環境を観察し、それを上手に利活用する方法を構築して消費を減らす。再生不可能な資源への依存を減らすことで持続的・自律的に暮らす。
これは日本の里山にあった昔ながらの暮らしにも通じるものです。グルグルも里山的、パーマカルチャー的な暮らし方を模索していきます。
また、オフグリッドとは、「grid(網目)」から「off(離れる)」であること。電力会社や公共水道などの社会インフラから独立した状態を意味します。
グルグルはオフグリッドを「暮らしを社会システム任せにせず、自分たちでもやる」ことと捉え、羊蹄山の湧水の活用、独立太陽光発電利用から、地域で伐採した薪の利用、裏山キノコ栽培、庭先養鶏、シカ猟、自然菜園の試み等に取り組んでいます。