子ども食堂（配食型子ども食堂運営・子どものサードプレイスの形成）について

■団体紹介

一般社団法人復興支援士業ネットワークは、東日本大震災をはじめとする、自然災害や大規模な事故の被災者に対し、その生活支援、精神的支援及びその他各種の支援活動を行うとともに、被災企業に対する経営支援等の活動を行うことにより、被災地域の復興を専門家として、異業種専門家による横断的なネットワークを活用して被災地の復興を支援することを目的に設立された団体です。

 

現在は災害が起きた際の復興支援活動に加え、平成30年度に国土交通省の「空き家対策の担い手強化・連携モデル事業」の採択を受けたことをきっかけに、現在は宮城県加美郡加美町で空き家対策事業を実施しています。

 

また、2020年3月ころより流行している新型コロナウイルス感染症を、当社団ではアメリカのように自然災害と疫病などの感染症を「災害」と捉え、新型コロナウイルス感染症の影響で収入に影響が出たひとり親家庭をはじめ、生活が困窮している家庭を対象とした子ども食堂の運営を宮城県仙台市青葉区と宮城郡利府町ではじめました。地域の事業者やボランティアの方にご協力いただき、地域の子供達や保護者の方に感謝されています。

 

合わせて子供達には絵本の読み聞かせ会やアートクラフト教室、保護者の方にはストレス緩和につながるアロマを使ったお茶会・専門家によるよろず相談会などを行い、食事面の支援に限らず、包括的に地域の子ども達、保護者の支援を行なっています。

■子ども食堂の運営について

一般社団法人復興支援士業ネットワークでは子ども達の健やかな育成を支援するため、新型コロナウイルス感染症の影響で収入に影響が出たひとり親家庭をはじめ、生活が困窮している家庭に限らず多くの子どもを持つ家庭への支援として、仙台市青葉区及び宮城県利府町で定期的に配食型の子ども食堂を開催しています。

配っているのはお弁当に限らず、お菓子・お米・野菜・果物・マスクなど様々です。私たちの活動を支援いただく方々のご厚意で運営してきました。

また、子ども達の居場所づくりとして、子ども食堂の開催に合わせて、アロマクラフト工作と専門家によるよろず相談会を開催しております。あわせて仙台市青葉区ではアートクラフト工作、利府町では絵本の読み聞かせ会も開催しています。

子ども食堂を利用する子ども、保護者の方が抱えるさまざまな課題を汲み取るために、単なる食のサポートだけにとどまらず、子どもや保護者と触れ合う時間も大切にしています。

今後は学習支援などにも取り組み、より包括的に地域の子どもの育成支援、家庭内問題の解決を行っていきます。

■視察プランについて

本プランでは当団体の取り組む子ども食堂について、お話しさせていただきます。開催場所は利府町です。

日程が合えば、実際に配食やアロマクラフト教室・絵本の読み聞かせの様子もご覧いただけます。

質疑応答・意見交換の時間も設けていますので、子ども食堂の運営、予算獲得など互いに学びの多い時間となれば幸いです。

子ども食堂の運営を検討されている方からのご参加をお待ちしています。

左：絵本の読み聞かせ　右：アロマクラフト教室

支援者から寄付いただいた食材