高島の美しい海を守るため、産学連携で挑む珊瑚保護について

@長崎県 長崎市

90分

1~99名

高島の美しい海を守るため、産学連携で挑む珊瑚保護について

現地視察プラン

■団体紹介

やったろうde高島は長崎市の離島、高島の海中景観を活用した体験メニュー「シュノーケリングピクニック」を県内外の方に提供している、グリーンツーリズム団体、地域おこし団体です。

 

長崎港から高速船で35分、軍艦島に最も近い高島では、4月末~11月初旬まで、珊瑚と熱帯魚の泳ぐ海中景観を楽しめます。

 

沖縄やハワイにもひけをとらない透明感のある海は環境省選定の日本の海水浴場88選にも選ばれました。

 

また、産学連携による世界でも珍しい珊瑚の育成装置を使った珊瑚の保護、海浜のゴミを回収いただいたお客様にポイントを付与し、規定ポイント達成時に体験1回無料の特典の提供など、環境活動の取り組みも行っています。

 

 

 

 

■高島町の紹介

長崎市高島町は、2005年1月より長崎市に編入された町で、長崎港から南西約14.5キロメートルの洋上に浮かぶ高島をはじめ、端島(軍艦島)、中ノ島、飛島という4つの島からなっています。

 

町の総面積は、4つの島を合わせて、1.34平方キロメートル。長崎市と合併する前は、日本で一番小さな町でした。

 

かつての高島は、端島(軍艦島)とともに炭鉱で栄えた町で、当時の高島炭坑と端島炭坑は最先端の設備を次々に導入して出炭量を増やし、日本の近代化を支えてきたと言えます。

 

石炭採掘最盛期には高島・端島合わせて約22,000人が住んでいましたが、石炭から石油に変わる時代背景の中で、端島炭坑が1947年に閉山、高島炭坑は1986年に閉山しました。

 

2015年には高島炭坑(北渓井坑)と端島炭坑(軍艦島)を構成資産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に認定されています。

 

そんな高島では、美しい海を活かした島おこしを行っており、高島海水浴場は、環境省選定の日本の海水浴場88選にも選ばれました。

 

また、「たかしまフルーティトマト」といった名産品も観光客に人気の商品となっています。

 

左:高島全景 右:高島海水浴場

 

 

 

 

■珊瑚の保護の取り組み

高島海水浴場は海域約2万平方メートル、最大水深約13メートルで透明度が高さが魅力です。

 

高島の海に生息する珊瑚は水深約0.6~3メートルの浅瀬に広く生息しており、岸から気軽に珊瑚を見に行けるという点が、高島海水浴場のPRポイントとなっています。

 

当団体では2018年7月に、宮崎大学で海洋生物学を研究している深見裕伸准教授と協力し、高島海水浴場内に生息している珊瑚を調査しました。

 

その結果、少なくとも36種類のサンゴが生息していることが判明しています。

 

深見准教授からは「一般的に生息しにくい海水浴場でこれだけ豊富な種類がいるのは珍しい」「これほど身近にサンゴを楽しめる場所は国内でもそうそうない」との評価もいただきました。

 

その環境を活かし、私たちはシュノーケリングで珊瑚や熱帯魚がいる海を楽しむ体験コンテンツ「シュノーケリングピクニック」の提供を行い、多くの方に来島いただいています。

 

しかし、近年は地球温暖化が原因で海水が高温化しており、そうした環境変化によって珊瑚が死滅し、世界中で珊瑚礁が失われています。

 

その影響は高島の珊瑚にも及んでいます。

 

珊瑚は魚などの生態系を構築する役割だけでなく、海中での光合成により二酸化炭素の濃度を調整することから、地球温暖化を抑えるためにも必要な存在です。

 

そうした重要な役割を持った珊瑚を守るべく、当団体では環境保護に取り組んでいます。

 

私たちの取り組んでいるさまざまな環境保護活動の中で、令和2年より取り組み始めたのが世界でも珍しい、「珊瑚育成装置」を活用した珊瑚の育成です。

 

この装置はソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(株)、東京大学大学院鰐渕准教授、エム・エムブリッジ(株)、日本防蝕(株)、(株)シーピーファームとの産学連携で導入しました。

 

この取り組みが評価され、第15回エコツーリズム大賞「パートナーシップ賞」、環境省 環境大臣賞(小泉進次郎大臣) 受賞を受賞しています(上記の4社、鰐渕准教授とともに受賞)。

 

 

 

 

■プランについて

本プランでは当団体の取り組む環境保護活動についてご説明いたします。

 

世界でも珍しい珊瑚育成装置についての説明、SDGsの普及により注目を集める海洋環境保護についての意見交換など、未来にわたって美しい日本の海を守るためのアイディアをえるキッカケにしていただければ幸いです。

 

漁業関係者・環境保護団体・企業研修・学校など、さまざまな方からのご参加をお待ちしています。

 

※離島での開催になるため、スケジュールのタイトさや食事をご自身でご用意いただくなどのご負担がございます。予約前に必ず下記「内容詳細」記載の内容をご確認の上、ご予約ください。

 

 

 

 

■過去の受賞

ながさき農林業大賞「げんきビレッジ都市との交流部門」運営委員会 会長賞(上田裕司会長) 受賞 平成25年11月22日

 

第12回エコツーリズム大賞「特別賞」受賞、環境省 環境大臣賞(山本公一大臣) 受賞 平成29年2月

 

ながさき農林業大賞「げんきビレッジ都市との交流部門」長崎県知事賞(中村法道知事) 受賞 令和元年11月9日

 

第15回エコツーリズム大賞「パートナーシップ賞」、環境省 環境大臣賞(小泉進次郎大臣) 受賞 令和2年3月2日(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(株)、東京大学院、エム・エムブリッジ(株)、日本防蝕(株)、(株)シーピーファームとの産学連携での受賞)

 

第59回 農林水産祭り表彰事業 ゆたかな村づくり部門九州農政局長賞(横井績局長) 受賞 令和2年12月18日

 

内容の詳細

視察名

高島の美しい海を守るため、産学連携で挑む珊瑚保護について

カテゴリ

環境・エネルギー

キーワード

SDGs 、海洋ゴミ 、産学官連携

定員

最大400名

所要時間

1〜2時間

料金

5,000円/1人

支払い方法

請求書後払い 、銀行振込

申込期限

希望日の2週間前

実施⽇

・5名以上の場合、平日のみ開催
・12月〜3月は開催しておりません
・繁忙期はお断りする場合があります

視察内容

情報交換(視察者の知りたい事、等):30分
現場の視察:30分
質疑応答と現実的な方向性に関する検討:30分

講師紹介

やったろうde高島」事務局長:小村 秀蔵
■経歴
平成23年「農村六起コンペティション」に応募し採択される
平成23年11月「TOM株式会社」代表取締役に就任
同年「高島ブルーツーリズム促進協議会」事務局長に就任
平成23年度から24年度まで「都市農村交流」に尽力
平成25年度に下部組織「やったろうde高島」事務局長に就任
平成25年度10月「ながさき農林大賞」を受賞
シュノーケリングピクニックの商標登録を得る

受⼊必須条件

食事先・宿泊先はありません。お食事の準備はご自身でお願いします。
船の本数が少ないため、早めの行動をお願いいたします。

集合場所へのアクセス

集合場所

やったろうde 高島(人数によっては高島町の別施設開催)

住所

〒851-1315 長崎県 長崎市 高島町

アクセス方法

■往路
長崎港〜高島港
8時50分発→9時24分着
11時50分発→12時27分着

伊王島〜高島港
9時12分発→9時24分着
12時15分発→12時27分着

■復路
高崎港〜長崎港
12時40分発→13時14分着
15時発→15時36分着
18時発→18時35分着

高崎港〜伊王島
12時40分発→12時55分着
15時発→15時36分着
18時発→18時16分着

※船に車は乗りません。長崎港は駐車場有料、伊王島港は駐車場無料(港まで徒歩15分程度)

視察受⼊先の情報

やったろうde高島

やったろうde高島は高島の海中景観を活用した体験メニュー「シュノーケリングピクニック」を県内外の方に提供している、グリーンツーリズム団体、地域おこし団体です。 また、環境活動の取り組みとして、産学連携...

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料金の詳細

高島の美しい海を守るため、産学連携で挑む珊瑚保護について

@長崎県 長崎市 | 90分 | 1~99名

プラン基本料⾦

x 1

5,000 円(税込)

5,000

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