明治建造の遊休資産を活用したコミニティカフェ運営・まちづくりの取組

■店舗紹介

NINOKURA は埼玉県本庄市の本庄 宮本・蔵の街にある三つの蔵のうち、小森商店の味噌醤油蔵として使われていた明治22年造の二の蔵を改蔵して平成23年にオープンしたコミニティカフェです。

本庄 宮本・蔵の街は3つの蔵で構成されており、元々は明治43年から平成21年まで酒問屋小森商店の本庄支店の蔵として使われていました。

小森商店開業前は江戸時代に「穀屋」という穀物、醤油などを取り扱うお店があり、一の蔵、二の蔵は穀屋時代に、三の蔵は小森商店時代に築造されたものです。

小森商店が閉店した後、市民グループ「本庄まちNET」の保存運動により、平成22年、敷地全体が「本庄宮本・蔵の街」として生まれ変わりました。

現在は内装をリノベーションして運営しており、一階はカフェ、杉板張りの二階は多目的スペースとして使用しています。

カフェメニューで使用する食材はおもに近辺生産者のものであり、コーヒーは本庄銀座の老舗「コスタリカ」焙煎を使用。

二階の多目的スペースはスクリーン、プロジェクター、オーディオセットを備え、お子さん連れに使い勝手のいい板の間席として使われるほか、地域の方々のイベントや講座などにも貸し出しています。

また、オープン当初から、旧い暮らしの伝承や再考、近辺や考えの近いのアーティストの紹介や自主的な活動を通して、まちづくりにも関わっています。

■視察プラン

NINOKURAは地域の方や観光客の交流拠点や、地域住民のさまざまな活動場所として活用されています。

今回のプランでは遊休資産を活用方法、コミニティ形成、まちづくりについてお話しするプランです。

自治体やまちづくり支援団体の方に加え、自身もコミニティカフェを運営してみたいといった方も歓迎しています。

プランには食事もセットでついているので、話を聞きながら、深谷で収穫される四季折々の食材や香り高いコーヒーをお楽しみください。