曽爾村の観光振興を主軸とした地域活性化・産業振興・移住支援等、総合戦略について

@奈良県 宇陀郡曽爾村

2時間

1~50名

曽爾村の観光振興を主軸とした地域活性化・産業振興・移住支援等、総合戦略について

現地視察プラン

■曽爾村のご紹介

曽爾村(そにむら)は、奈良県の中央部よりやや北寄りの東端に位置する、人口約1,500人の山村です。

 

標高400〜450mという立地により気温も平地に比べて低くなり、夏は涼しく冬は寒い高原特有の気候といえます。

 

村の歴史は極めて古く、古事記や日本書紀などにもその名前が登場するほど。「漆部の郷(ぬるべのさと)」と呼ばれ、漆塗りが始まった地ともいわれています。

 

また、村の大半を山々が占めており、西側には鎧岳に代表される壮大な断崖群がそびえ立つ、近畿地方では珍しい美観が特徴的です。

 

他にも村内にはススキの名所「曽爾高原」など、豊かな自然・歴史的価値といった観光資源に恵まれた地域性や、大人から子どもまで楽しめる観光施設もあることから年間50万人もの観光客が来訪します。

 

左:国の天然記念物「屏風岩」  右:国の天然記念物「鎧岳」

 

 

 

■視察プランについて

本視察プランは基本プラン+複数のオプションプランで構成されています。各種説明はオプションに記載していますので、希望されるものを選択の上、予約リクエストを行なってください。

 

観光振興・産業振興・地域活性化・有休資産活用・移住定住支援・DMO・地域商社・ふるさと納税など、様々なテーマをご用意しています。

 

現地でのご案内は、曽爾村で天然温泉「お亀の湯」や、地場食材を使ったレストラン・農産直売所・地ビール工房・米粉パン工房などからなる「曽爾高原ファームガーデン」、キャンプ場、滞在型市民農園など、各種観光施設を運営してる一般財団法人曽爾村観光振興公社が行います。

 

人口減少の続く里山地域である曽爾村が、そのように地域活性化に取り組んでいるのか興味を持っていただければ幸いです。

 

 

 

■基本プラン「曽根村全体の概況説明」

基本プランでは最初に曽根村を取り巻く環境の説明として、人口推計、人口動態、農業・林業といった産業の状況についてご説明いたします。

 

その後、曽爾村が力を入れている観光振興について、観光資源である自然(屏風岩公苑・曽爾高原・鎧岳・兜岳・済浄坊渓谷)、歴史(「ぬるべの郷」と呼ばれる由来、曽爾の獅子舞、楯岡山古墳、伊勢本街道・山粕宿)のご紹介、また、当法人が運営する観光施設(温泉、食・お土産処、コテージ、滞在型市民農園)の取り組み内容をご説明します。

 

 

 

■オプションプラン

下記内容を確認いただき、オプションより希望されるものをご選択ください。

 

 

1. 特産品開発コンセプトについて

曽爾村ではありきたりな特産品開発からの脱却を目指し、地元で採れた産品の商品化を変更しました。6次産業化や地域に特化した過去の取り組みを収集し、その情報をもとに、複数の企業が関わりながら、それぞれの長所を活かして商品開発に取り組む「ファブレス方式」を導入しています。

 

これまで地元に生息するカヤの木の実を活用した「カヤの実油」を開発、徳川家康が愛用したという伝承や、大正時代に発行された大植物図鑑に最高級の植物油と記載されていたストーリーとともに売り出しました。

 

他にもゆずを産地化するため、遊休地に苗木を植樹、女性や健康になりたい方というターゲティングを設定し、ほんのり旨味の塩を感じる生のゆず果汁「柚子搾り」麹のうまみと柚子の酸味がくせになる珍味「柚子糀」を開発・販売に取り組んでいます。

 

 

 

2. 共同加工場「そにのわの台所katte」の取り組みについて

曽爾村で、かつて蕗の佃煮や桑の実ジュースの製造が行われた農産物加工所をリノベーションし「そにのわの台所katte」としてオープン。内部には商品を製造することができる製造許可付きのシェアキッチンを設置し、季節の食材を使ったワークショップや打ち合わせが行えるシェアルーム、曽爾村で生まれたおいしい品々が並ぶショップを併設。

 

村の資源を活かした商品開発や創業支援を行うことで、食を起点とした仕事づくり、ここに暮らす人、訪れる人が食を起点に交流できる場所、曽爾村の食を未来へと繋いでゆくハブ拠点として運営しています。

 

「そにのわの台所katte」の取り組みは2022年度グッドデザイン賞も受賞しました。

 

 

 

3. 新しい移住の取り組み

曽爾村では移住者を増加するために、移住特設サイトを2022年にリニューアル。これまでのコンテンツに加え、「ちいき」ページの新設と、「くらし」ページのコンテンツ増強に取り組みました。

 

「ちいき」ページは曽爾村の地理的特徴や「日本で最も美しい村」連合加盟自治体であること特産品などを紹介するだけでなく、豊富な写真を画やラリーとして設置することで、視覚的にも曽爾村の魅力を知ってもらえるような作りになっています。

 

「くらし」ページでは地域内の教育・子育て、医療、買い物、飲食店等の施設を写真とともに紹介。また、村民紹介ページを設置し、より、移住した際の生活イメージを描きやすいようにしました。


他にも新たな取り組みとして、地域で暮らす方々との接点の創出、リアルな話が聞ける移住ツアー「SONI MURABITO TOUR」の定期開催や、地域資源を活かしたビジネスプランを構築し、村長にプレゼンを行う地域おこしワークショップ「SONIアントレ・キャンプ」など、これまでにない新たな挑戦による、移住者増加に取り組んでいます。

 

SONIアントレ・キャンプの様子

 

 

4. 着地型観光推進、一般社団法人そにのわGLOCAL(DMO)について
曽爾村では地域住民と協働し、着地型旅行・教育旅行の企画、手配、実施、地域振興にまつわる事業を行う主体として、2020年に観光づくり法人(DMO)である一般社団法人そにのわGLOCALを設立しました。

 

曽爾村の自然と里山環境を活かしたツーリズムを「SONI EXPERIENCE」として紹介。

 

曽爾村の地域資源の価値を体感し、学ぶことができるインバウンド・国内向けの独自の体験ツアー・プログラムの提供、村の課題を知り持続可能な地域の未来を共に考える教育プログラムの提供を行っています。

 

 

 

5. ふるさと納税の内製化

曽爾村ではふるさと納税紹介サイトを作成。これまでふるさと納税ポータルサイトに支払っていた手数料を域内の経済循環に組み入れるための仕組みづくりを進めています。

 

現在は大手ポータルサイトを使用していますが、すでに管理や出品者コンサルなどは内製化し、地元でできることを少しづつ増やしてきました。

 

将来的には大手サイトに頼らないふるさと納税の仕組みづくりを目指します。

 

サイトでは特産品から観光型の返礼品までを紹介しています

 

 

6. 地域商社「曽爾村農林業公社」について

曽爾村では基幹産業の農業・林業が後継者不足による産地縮小・価格低迷などから、衰退の一途を辿っていました。このままでは、里山風景が荒廃し、観光力の低下にもつながりかねないという課題を解決するために、地域イノベーション・雇用創出を目指し、村民・役場職員が協力して平成27年に「曽爾村地域イノベーション創生総合戦略」を策定。

 

官民協働で村の課題解決に真正面から取り組む「曽爾村農林業公社」を設立しました。曽爾村農林業公社は地域商社として、農業面では曽爾村で収穫されるお米のブランド化や国産薬草栽培による加工品製造・体験農業の提供から、新規収納者を増やすための取り組みを行っています。

 

林業では野外ウォーキング、マウンテンバイクのダウンヒル競技のコースづくり、薪割りや製材ができる製材所の運営、屋外で調理ができるキッチンがついた木製のモバイルキッチンの制作と貸し出し等に取り組みました。

 

また、地域の未来を創出する事業として地域イノベーション・プロジェクトを推進。これまで地域の特徴や資源を活かした新たな特産品が生まれています。

 

左:曽爾米ブランド化協議会 中:地域おこし協力隊員によるダウンヒル競技のコースづくり 左:漆ぬるべ会

内容の詳細

視察名

曽爾村の観光振興を主軸とした地域活性化・産業振興・移住支援等、総合戦略について

カテゴリ

地域活性化

キーワード

6次産業化 、ツーリズム 、移住 、ふるさと納税 、観光 、ブランディング 、地域商社 、コミュニティ 、農業

定員

◯名〜◯名

所要時間

◯時間
※オプション追加時は1カ所度に+2時間程度

料金

2,500円/1人(含まれるもの食事代約1700円相当、会場費)
※オプション選択時は1カ所度に+5,000円

支払い方法

請求書後払い 、銀行振込

申込期限

希望日の1ヶ月前

実施⽇

定休日を除く午前10時〜午後6時の間(季節によって異なります)
定休日:水曜日(祝日は営業、翌日休業)、年末年始

視察内容

◯◯(◯分)
◯◯(◯分)
◯◯(◯分)

オプション追加料⾦

  • 特産品開発コンセプトについて 1団体 5,000円(税込)

    テーマ:特産品開発 / 6次産業化 / ファブレス方式の導入

  • 共同加工場「そにのわの台所katte」の取り組みについて 1団体 5,000円(税込)

    テーマ:食 / 有休資産活用 / 地域交流起点 / コミニティスペース運営

  • 新しい移住の取り組み 1団体 5,000円(税込)

    テーマ:移住定住支援 / 移住ツアー / ビジネスプラン創出

  • 着地型観光推進、一般社団法人そにのわGLOCAL(DMO)について 1団体 5,000円(税込)

    テーマ:観光振興 / DMO / ツーリズム

  • ふるさと納税の内製化 1団体 5,000円(税込)

    テーマ:ふるさと納税 / 地域経済貢献

  • 地域商社「曽爾村農林業公社」について 1団体 5,000円(税込)

    テーマ:地域商社 / ブランディング / 創業・起業支援

集合場所へのアクセス

集合場所

曽爾高原ファームガーデン

住所

〒633-1202 奈良県 宇陀郡曽爾村 太良路830

アクセス方法

■大阪京都方面よりお越しの方
名阪国道針I.Cより45分

■名古屋方面よりお越しの方
東名阪自動車道亀山I.Cより1時間30分

視察受⼊先の情報

一般財団法人曽爾村観光振興公社

一般財団法人曽爾村観光振興公社は曽爾村の各種観光施設を運営しています。 ■天然温泉「お亀の湯」 お亀の湯は石の浴室、木の浴室、露天風呂をもつ天然温泉施設です。露天風呂からは曽爾を代表とする、兜岳・鎧...

2,500 円(税込) / 名

予約人数

1

合計

2,500円(税込)