泊まれる私設図書館から学ぶ「中長期の関係人口創出」

■うみの図書館について

さぬき市津田町は香川県の東部に位置し、人口約6000名ほどの小さな港町です。

そんな津田町の海沿い、砂浜から徒歩30秒の場所にうみの図書館はあります。

うみの図書館は、図書館・宿泊施設・カフェが一体となった複合施設です。

築60年。元々遠洋漁業の船長さんの住居兼事務所として使われていた9LDK＋中庭付きの古民家をDIYで改修し、泊まれる図書館として生まれ変わりました。

気になった本を手に取り、波の音を聞きながらゆっくりと読書に耽る。

そんな穏やかな1日を、うみの図書館に訪れた方に体験してほしいです。

宿泊できるお部屋は計3部屋。

1名~6名までご利用可能です。

ロフトのある1人部屋。二段ベッドのある2人部屋。ダブルベッドと二段ベッドのある最大4名まで泊まれるお部屋がございます。

素泊まり以外にも図書館の裏側を覗ける"お試し司書プラン"や、時間をたっぷり使って読書に集中できる"活字の海に潜る連泊プラン"等、うみの図書館ならではのプランもあります。

■うみの図書館の特徴

うみの図書館には、海に関係する小説や絵本などの"海にまつわる本"と、地域内外から寄贈いただいた"漂流文庫"の2種類の本をご用意しています。

貸出期間は2年間。

全国各地の共感してくださる飲食店やゲストハウス等でも本の貸出返却が可能です。

「人を通じて、本が旅をする」　この言葉を体現できる図書館を目指しています。

-海にまつわる本

-漂流文庫

■今まで16名（応募は140人以上）の中長期滞在者を受け入れています！

うみの図書館では「ヤドカリ制度」と称したフリーアコモデーション制度を行っています。

2024年1月から2025年3月までで計16名、地域外からのヤドカリを受け入れております。

滞在期間は2週間～2カ月以上とさまざまです。滞在期間を過ぎた後に再度町を訪れる方も多く、地域の関係人口を創出しています。

そのうち一人はヤドカリ後に地域おこし協力隊として移住することとなりました。

▸移住スカウトサービス「SMOUT」で歴代1位の興味ある数を獲得（617人）・応募147人

■こんな方におすすめです

・地域外から中長期滞在者を集める方法を知りたい方

・私設図書館の作り方を学びたい方

・古民家改修に興味のある方

図書館や客室を見ていただき、その後プレゼンテーション、質疑応答という流れになります。