挑戦者の生態系を作る　～起業と協働で地域課題解決を～

■団体紹介

 私たち、一般社団法人リズカーレは愛媛県西条市拠点に活動しています。

ビジョン"変化に対応できるレジリエンスの高いまちを創る"

ミッション”「挑戦」と「協働」の仕組みをまちに実装する”

この2つを中心に据え、起業支援全般とコワーキングスペース運営、まちづくり事業を行っています。

変化が激しく、先行きの見えないVUCAと呼ばれる時代に、変化に対応できないものは取り残されていきやがて滅んでいきます。

そうならないために、変化に対応できる起業家精神をもつ人材を地域に創造し、育成する仕組みを作っています。

写真：活動の中で生まれたローカルファンドを実現する四国初のコミュニティ財団「えひめ西条つながり基金」。リズカーレが全体のプロデュースとディレクションを行った。

■コンテンツ紹介

視察でお話する各種事業の実績内容について概要をお伝えします。

○ローカルベンチャー事業

2018年からスタートした西条市ローカルベンチャー誘致・育成事業では、起業家支援とコワーキングスペースの運用により「挑戦者の生態系」を創りました。

西条市の地域資源の活用や社会課題の解決を行うための事業を起こす起業家13名が、起業型地域おこし協力隊として西条市に移住・起業し、うち11名(84％)がそのまま定住し活動を継続させています。さらにその中から7法人が誕生したことも大きな成果だと言えます。

コロナ禍で非常に厳しいビジネス環境でしたが、キッチンカーやアウトドア事業、商品開発等、個性豊かな事業が生まれました。

こういった取り組みが西条市を「住みたい田舎ベストランキング」(宝島社)で3年連続1位に貢献するなど、シティプロモーションに影響を与えました。

その後の起業家たちは出資や融資などの資金調達を実施し、地域の空き家を複数購入し1棟貸しの宿事業を展開するなど、地域にインパクトを作り始めています。

どのようにプロジェクトを組成し、地域と連携し事業を作っていったのか、地域おこし協力隊のマネジメントやその支援の裏側などをお話します。

○コミュニティ財団設立事業

令和4年4月、地域の方々を中心に401名、総額428万円を超える寄付を頂き、四国初のコミュニティ財団となる一般財団法人えひめ西条つながり基金が設立されました。そして同年12月に公益法人認定をいただきました。

地域課題解決のための助成プログラムを実施し、市内のNPOや市民活動団体に向けて助成を行っています。

他にも内閣府の事業にも採択されたOMATSU-RebootCAMP(お祭りと地域コミュニティの存続を目的とした事業)や、市長選・市議会議員選における公開質問状をフックにしたまちへの関心の高め方など、ユニークな取り組みもしています。

ローカルファンド(地域のお金の流れを変えること)で、社会課題解決への資金調達の糸口を知りたい方に向いていると思います。

○コワーキングスペースと起業支援

コワーキングスペース「サカエマチHOLIC」を通して、ゆるやかに市内外の人と人が繋がり、起業家やチャレンジする人たちの仕事場や居場所を提供しています。

また、起業支援全般、クラウドファンディング支援や会員事業者様との連携なども行うことで挑戦者の生態系を育むとともに、交流会やイベントを行い協働のきっかけづくりも行っています。

事業用の空き家バンク、ローカルで経営するコワーキングスペースの運用のコツ、ソーシャルビジネス支援についてお話します。

○日本一(?)ゆるいビジネスコンテスト"SAIJO SOUP"

スープを飲みながらまちづくりのプレゼンを聞いて語り合う、アメリカデトロイト発祥のイベント「デトロイトスープ」

世界中で広がって、西条市では2020年に日本で2例目の事例としてスタートしました。

小さな「やってみたい」を表現する場と、誰かの「やってみたい」を応援・協力する場をつなぐため、SAIJO SOUP実行委員会のメンバーが、ボランティアで企画・運営しています。

このイベントでは、投票権を購入した参加者が一番応援したいと感じたアイデアに投票し、優勝プレゼンターには当日の投票権の売上総額がアイデア実現資金として贈られます。

■本プランについて

本プランでは当社が行ってきた「挑戦者の生態系をつくっていくことでまちがどのように活性化していったのか」を事例も交えてご説明・ご紹介いたします。

以下の内容について興味のある方にご参加いただきたい内容です。

・起業家支援(コワーキング運営、コミュニティづくり、事業連携、起業型地域おこし協力隊)

・ローカルファンド(コミュニティ財団、SIB、お祭り、伝統芸能保存)

皆さまのお申込みをお待ちしております。