西日本最大級の道の駅！観光拠点の活性化、経営再建について

■道の駅 丹後王国「食のみやこ」のご紹介

道の駅 丹後王国「食のみやこ」は甲子園球場8個分、西日本最大級の道の駅です。国交省認定「重点道の駅」にも認定されており、地域の重要な観光拠点として運営しています。

施設内にはホテル・お土産処・地元の食材を楽しめるレストラン・ドリンクバー・遊具・動物園等を保有し、丹後地域の魅力を見て・味わい・触ることのできる施設です。

元々は1997年に京都府立農業公園・「丹後あじわいの郷」として開業しましたが、入園者減少・経営不振により運営会社が撤退、2014年に閉園しました。

再建するために2015年、パソナグループと地元企業や農漁業者のジョイントベンチャーである株式会社丹後王国ブルワリーが設立。運営受託者として施設をリニューアル、道の駅 丹後王国「食のみやこ」として運営をしています。

リニューアルオープン後の来場者は6年間で約240万人。経営再建前の丹後あじわいの郷は、17年間で来場数231万人という実績でしたが、その数字を半分以下の期間で達成しています。

■視察プランについて

今回はリニューアルオープンによって経営再建を実現した丹後王国「食のみやこ」がどのように観光客を誘致しているのか、その運営方法全般においてご説明させていただくプランです。

リニューアルオープン後の取り組みに関しては下記に概要を記載しております。また、オプションとして体験活動や施設見学もご用意しているので、希望される方は予約リクエスト時にオプションの選択をお願いいたします。

観光施設の運営に携わる方、観光促進の役割を担っている行政職員・関連団体の方々からのお申し込みをお待ちしています。

■道の駅運営において取り組んだ事柄の概要

１.企業理念を見える化

丹後王国「食のみやこ」は生産、加工、流通に加え、育成・観光・インバウンドにも取り組む10次産業化拠点として、新たなコンセプトのもと運営を実施しています。

運営していく上で3つの基本方針「丹後の自然、食を体験してもらう拠点」「丹後の文化、歴史を発信していく拠点」「丹後の産業を担う人材を育成する拠点」を掲げました。

２.とにかく「1位」を目指す

「西日本最大級の道の駅」「北近畿、最大級イルミネーション」「日本最大級のかに小屋など」、メディア・顧客向け『わかりやすいキャッチポイント』を設定し、情報発信を行っています。その結果、観光客への訴求効果も高まっており、これまでさまざまな認定や表彰をいただいております。

過去の認定・表彰（抜粋）

2015年 ： JNTO認定・外国人観光案内所認定取得 /  オープンの道の駅・ランキング西日本第1位(関西ウオーカー)

2016年 ：「じゃらん関西版」ユーザーが選ぶ道の駅 第4位 / 国交省認定「重点道の駅」 全国1,103か所中 38か所

2018年 ： 近畿運輸局交通関係環境保全優良事業者等受賞

2019年 ： 「じゃらん関西・東海版」ユーザーが選ぶ道の駅 総合5位 / 「じゃらん関西・東海版」ユーザーが選ぶ道の駅 ファミリー部門2位 / 京都創造者賞を受賞

３.地域イベントや団体との連携

地域のイベントや団体と連携した企画を年間約130回開催しています。その様子はテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ガイドマップ等に取り上げられており、取材掲載本数も年間約260件にまで増えました。

多くのメディアに取り上げていただくことで、観光客の増加につなが理、その様子がまた取材につながるという好循環を生み出しています。

４.本物にこだわった食品

「原材料・技術・デザイン = ALL京都産」を目指し、自家製ソーセージ やクラフトビールの製造を行なっています。

ソーセージでは豚・塩の原材料を京都産に設定、保存料・着色剤不使用の食品を使用することで、消費者への訴求力が向上、製造量は以前の200倍になりました。

また、クラフトビールでは原材料を京都府産コシヒカリにし、デザインを丹後に伝わる「丹後七姫伝説」に変更しています。地域文化に根付いたデザインを採用したことで、地域特産品としての地位を確立、製造量は300倍になっています。

これらの商品はECサイトやアンテナショップでも販売だけでなく、施設内のレストランでも楽しめます。視察の際はぜひお立ち寄りください。

■過去の視察・研修来園者（抜粋）

京都府：府内商工会、銀行、大学校、中学校、地域団体、農業団体

大阪府：農業団体

兵庫県：市役所、民間企業

島根県：地域団体

鳥取県：地域団体

三重県：地域団体

国際交流団体　など