食品廃棄ゼロの社会を実現する実証プログラム「もぐもぐチャレンジ」

■食品ロス削減推進プログラム「もぐもぐチャレンジ」のご紹介
食品ロス削減推進プログラム「もぐもぐチャレンジ」は高知県に本社を構えるIT企業、株式会社アッシェが食品ロスをゼロにすることを目標に、2019年2月よりスタートさせたプログラムです。

食品ロスの問題が注目されるようになってから、これまで様々な啓蒙活動等が行われてきましたが、抜本的な問題解決にはつながっていません。

私たちは食品ロス問題を解決するために本当に必要なのは売り手、買い手の行動変容を起こすことだと考えました。

そこで取り組んだのが値引前の商品・廃棄前の商品に参加特典の付いた「もぐもぐシール」を貼るということです。

買い手はもぐにぃシールを10枚集めることで特典を得られます。特典はガチャガチャ、くじ引きなどお子様が喜ぶものから、シール1枚＝1円換算で、子ども食堂や飢餓に苦しむ国への寄付等、様々な種類を用意しました。

こうした特典がつくことで大人も子供も買い物に対する楽しさに加えて、社会への貢献を感じられるようになります。

その結果として、もぐもぐチャレンジに協賛いただいた店舗様では、もぐにぃシールの貼られた商品を選ぶ方が増えており、今までで『610万個以上』の食品ロスを削減することができました。

協賛企業様にとっても、廃棄ロスにかかるコストを減らせるというメリットも大きく、2022年11月時点で食料品小売業大手14社に協賛いただき、プログラム実施店舗数は280店舗を超えています。

もぐもぐチャレンジに取り組んでいただくことによって、『顧客＝楽しい　地域社会 ＝社会課題の連鎖的解決　企業＝利益向上』と三方良しの好循環が生まれています。

■食品ロス削減に向けた普及活動について

もぐもぐチャレンジの活動は「もったいない文化を大切にし、食べものを大切にする文化を作る」ということです。

そこで、商品はできるだけ手前から取る、賞味期限の短いものから食べる、食べ残しをしないといった食品ロス削減につながる考え方の普及活動にも力を入れています。

普及活動として、買い周り中のお客様に向けたPOP・音源・動画での認知拡大、非接触対応でも利用できるアプリの提供を行なっています。

また、食育活動にも力を入れており、10月の食品ロス削減推進月間に合わせて親子で楽しみながら食品ロスについて考えるイベ ントの実施や、保育園での食育イベント、地域イベントの参加や小学校での食育授業も開催しました。
 

もぐもぐチャレンジに加え、こうした普及活動を評価いただき、高知県四万十町と連携協定も締結しています。

今後は食品ロス問題解決の食料品小売業の協賛企業を増やすとともに、自治体との連携も強化し、地域全体で食品ロス問題を解決する体制を構築していく予定です。

■視察プラン詳細

今回の視察プランでは高知本社にて、食品ロス削減推進プログラム「もぐもぐチャレンジ」の紹介とこれまでの成果の説明に加え、今後の課題や取り組んでいく事業内容についてもお話しさせていただきます。

また、もぐもぐチャレンジへの協賛にご興味のある企業様の場合は、サポート体制の説明、自治体や教育機関の方々には、食育イベントについての説明をさせていただきます。

ご希望の場合はオンラインでの対応も可能です。

食育や食品ロス削減に取り組まれる自治体の方や関係団体の方々、食料品小売業を営まれる方々を中心に、皆様からの応募をお待ちしています。
 

■メディア実績等
テレビ新広島・ YTS山形テレビ・テレビ高知

日経新聞・日経MJ・高知新聞・ 日本スーパーマーケット協会月刊セルフサービス

Yahoo!ニュース・NHK News Web

消費者庁ホームページで民間団体の取組事例紹介

高知県知事表彰