ワーケーションの聖地 南紀白浜からワーケーション受入・取り組み双方側の課題と展望についてご説明します

■ゲストリビングMu南紀白浜のご紹介

ゲストリビングMu南紀白浜は企業組合内の保養所として分譲された、築50年の共同住宅を改修したコンドミニアムホテル&ドミトリーです。

２LDKキッチン付きのコンドミニアムとお一人でリーズナブルにお泊り頂けるドミトリーを併せ持つ新しい形の宿泊施設として運営しています。

コンセプトは「白浜でシンプル&フレキシブル&リラックス」。これから主流になる「自由な旅人」たちの宿として、白浜だけでなく、世界遺産を保有する紀南全体の観光資源の深堀りと情報発信を行い、宿泊客にアクティビティと紀南周遊観光を提案しています。

また、新型コロナウィルスの流行により、観光客が減少したタイミングから、ワーケーション利用者の集客に力を入れてきました。白浜町はワーケーションの聖地と呼ばれれていることもあり、ワーケーションをより多くの方に知っていただくための普及活動にも取り組んでいます。

■ゲストリビングMu南紀白浜が提供するワーケーションのご紹介

Muは、客室にコンドミニアムとドミトリーを用意して、グループからお一人様までのゲストにご利用頂けるよう、シェアスペースなどの施設・設備を整えております。その空間を活かし、ゲストの方に様々なシチュエーションで利用いただけるワーケーション施設としての運営を行なっています。

施設内のシェアスペース（ロビー・シェアキッチン・併設カフェ・シェア和リビング）はコワーキングスペースとして解放しており、その他にもMTGルーム、シェアワークデスク、和個室を整備することで個人で集中できるスペースも提供しています。

通信環境の整備にも力を入れており、各室に120台のデバイスが接続可能なヤマハ製のアクセスポイントを設置することでストレスフリーな通信環境を実現しました。

直近の実績は集客成果が平均月10組程度。利用者はフリーランスまたはフルリモートの会社員（デザイナー、エ ンジニア、ライター等）の方が中心で、概ね3日から１週間滞在頂いています。宿泊を伴わないドロップイン利用では、白浜町に進出しているIT企業や地域のリモートワーカーの方々に利用いただいています。

■ワーケーション普及への取組

ゲストリビングMu南紀白浜ではワーケーションイベントへ積極的に協力することで、地域のワーケーション定着に寄与してきました。 ワーケーション利用者を集客するために、5泊以上の予約で、お得にお泊り頂けるワーケーションプランを提供しています。また、グループワーケーションでチームビルディングして頂けるよう白浜町内のサテライトオフィスとの提携など地域との連携してワーケーションの普及に努めています。

他にも、ワーケーションを利用するゲスト同士がつながる交流機会を設けたり、紀南エリアの4つのゲストハウスを周遊するワー ケーションツアーの実施を通して、紀南ワーケーションネットワークの構築に取り組んでいます。

■今後の取組み

バリュエーションに富んだコワーキングスペースを持ち、ワーケーションを提供するゲストリビングMu南紀白浜では、これからも既存のワーケーションの枠組みに捉われない新たな取り組みを開始していきます。

まず、2023年より新たなビジネスシーンとされるメタバースでのコミュニケーションや展開方法の体験頂くプログラムが付いたワーケーションプランを提供します。メタバースプラットホーム 「クラスター」であらかじめ仮想空間「スナック Mu」を作成。参加者に仮想空間で交流してからリアル世界のゲストリビングMu南紀白浜でさらに交流を深めていただく予定です。

また、ワーケーション施設で展開する英会話やITスキルなどグローバル人材を育成する教育プログラム「まなびリゾート」を提供します。ゲストリビングMu南紀白浜に来られる様々なタレントの方々に講師をしてもらい、キャリアスタートの準備、キャリアチェンジのスキル習得、リスキリングに最適な短期集中型講義を実施。併せて白浜町のIT企業を見学などするプランを提供します。

■視察プラン詳細

視察では、実際にゲストリビングMu南紀白浜に来訪いただき、当施設のワーケーションの取組みと成果について説明させていただきます。

他にも、今後の目標やビジネスプラン、ワーケーションの取組みによってスタッフに生まれた変化の説明を行い、最後に施設内のご案内をいたします。

現在ワーケーション施設やコワーキングスペースを始めたいという同業の方や自治体、推進組織の方々、新しい働き方ワーケーションの導入を検討中の企業・団体の方々、そして観光地の新たな集客動機として研究されている学生・教育関係の方々など、ワーケーションにご興味のある方々からのご参加をお待ちしております。