複数テーマから学ぶ、岡崎市「QURUWA戦略」視察

@愛知県 岡崎市

4.5時間

1~50名

複数テーマから学ぶ、岡崎市「QURUWA戦略」視察

【注意】視察料金について、11名以上の場合は、1名につき18,700円追加となります。

 

■QURUWA戦略とは
2023年度「グッドデザイン金賞(上位20位)」を受賞した、公民連携まちづくりで評価される「QURUWA戦略(愛知県岡崎市)」。これまでも全国から数多く来訪していた独自の視察プログラムが、このたび内容をさらに充実させシサリー版としてアップデートされました。

QURUWA戦略とは、岡崎市中心市街地の主要街路と川辺を結び再生させていく都市戦略。

行政による公園・緑道・河川敷など公共空間の改修である「大きなリノベーション」と、それにインスパイアされて自分たちのまちを主体的に担おうとする地域や民間による活動や空間づくり「小さなリノベーション」の双方が、まちに再び市民の居場所を創出することを行なっています。

公・民がそれぞれの立場を活かして協働することで創造性が発揮されているところが評価されグッドデザイン賞を獲得しました。

この視察では、岡崎市都市政策部まちづくり推進課QURUWA戦略係の職員からの説明に加え、そんなQURUWA戦略で起きている様々な官民が関わる関連プロジェクト、各5コースの中から2コースを選んでいただきます。

コース内容は下記をご確認ください。

皆様からのご参加お待ちしています。

 

■現在展開しているQURUWAプロジェクト一覧
QP(1):PPP活用拠点形成事業(太陽の城跡地)
QP(2):PPP活用公園運営事業(桜城橋橋上広場・橋詰広場)
QP(3):PPP活用拠点形成事業(東岡崎駅北東街区)
QP(4):乙川かわまちづくり事業
QP(5):PPP活用公園運営事業(籠田公園・中央緑道)
QP(6):PPP活用拠点形成事業(暫定駐車場)
QP(7):道路再構築事業
QP(8):東岡崎駅整備事業
QP(9):南康生エリアリノベーション事業
QP(10):リノベーションまちづくり事業
QP(11):ブランディング&情報発信
QP(12):回遊支援事業

 

■QURUWA戦略が目指す成果
①市民の暮らしの質の向上
・歩いて楽しく,自転車で回れて,車でも来やすいまちの実現
・多様な働き方・雇用の創出
・地域の暮らしを豊かにする空間づくりとその活用
②敷地単位ではなくエリアの価値向上
・質の高い公共投資により質の高い民間投資を呼び込む
・市域内経済循環を生み出す都市型産業等の創出
・官民が所有する低未利用な施設や空間を活用した持続可能なエリアマネジメントの確立

 

■市役所職員からのレクチャー内容
・QURUWA戦略とはとこれまで
・大小のリノベーションまちづくりの意義
・庁内体制づくり(ワンストップ窓口の必要性、ドライブ手法、各課の伴奏支援等)
・公民連携まちづくりにおける行政の役割
・自治会への伴奏支援
・企業版リノベーションスクール実施内容・重要な視点
・民間事業者への営業方法

選べる現地視察プラン

下記のプランから2つをお選びください。

  • 民間目線で語るQURUWA戦略概要説明

    ■講師紹介

    岡崎まち育てセンター・りた 事業企画マネージャー 天野 裕

     

     

    ■レクチャー内容

    ・いかにして、典型的な「行政主導ハード整備偏重型公共事業」から、「民間主体+行政支援型公民連携事業」にシフトしたのか

    ・なぜ岡崎は担い手が多いのか?どうしたら担い手を発掘できるのか?

    ・実際やってみて良かったこと/失敗したこと

     

     

    ■岡崎まち育てセンター・りたの取り組み

    ①QURUWA戦略|行政主導の都市整備を民間主体へシフトチェンジ

    衰退した中心市街地に5年間で100億円を投じる「乙川リバーフロント地区整備計画」は、公表時必ずしも市民に好意的に受け止められたわけではありませんでした。ハード整備に偏った計画に危機感を持ったりたスタッフは、都市デザインや公民連携、かわまちづくりなど関連するテーマの専門家の登用、市民や事業者を効果的に巻き込むプロセスと手法を提案し、市担当者らと共に民間主体+行政支援の公民連携まちづくりへのシフトチェンジを図り、現在の「QURUWA戦略」の枠組みを築きました。

     

    ②松應寺横丁のまちづくり|空洞化の進む密集市街地の再生

    4mに満たない路地が入り組んだ松應寺横丁では、街区の半数以上(19軒)が空き家となり、高齢化率も市平均の2倍(39.4%)で空洞化が進行していました。りたは地域住民に働きかけまちづくり協議会を設立し、レトロな風情が漂う木造アーケートと旧花街のまちなみを活かした地域再生に取り組み、これまでに延べ14軒の空き家活用を実現し、今では岡崎市を代表する魅力的なエリアになっています。また、地域の住民や事業者と連携して高齢者向けのサービスを充実させ、地域包括ケアのモデル地区にもなっています。

     

    ③岡崎まちものがたり・岡崎百景|市民主体の地域リサーチ+編集の企画・コーディネート

    私たちが日々の暮らしの中で何気なく目にしている風景や風習、文化は、いつの間にか姿を変えたり忘れ去られたりして「あたりまえ」でなくなっていきます。そこで、書物には残らないような「土地の記憶」を写し取ることを目的に、市民一人ひとりの大切な景観を募り、市民投票を経て選定した「岡崎百景」や、市内47小学校区ごとに編集委員会を組成し、年表・地図・特集のネタを収集・厳選した「岡崎まちものがたり」の企画・コーディネートを行いました。

    写真:平成27年度QURUWA戦略キックオフフォーラム

     

  • 乙川のかわまちづくりについて

    ■講師紹介

    市民団体「ONE RIVER」会長 岩ヶ谷 充

     

     

    ■レクチャー内容

    ・かわまちづくりの内容紹介 ・社会実験(おとがワ!ンダーランド)の内容紹介

    ・ONE RIVER発足のきっかけと大切にしていること

    ・誰もが主役になれるまちづくり。公共空間の世話人の役割

    ・川とともに暮らすを目指して。乙川流域から捉えるこのまちの暮らしの豊かさ

     

     

    ■ONE RIVERの取り組み

    私たち(ONE RIVER)のメンバーの多くは2016年よりはじまった「乙川リバーフロント地区かわまちづくり事業」の実施主体として5年にわたり水辺空間活用を実施してきました。2021年5月に ONE RIVER を発足以降は、これまでの水辺空間活用に加え、乙川流域全体へと活動の領域を広げ、川を軸にしたつながりの発見から、川とともにある暮らしの実現に向け、様々な活動を実施しています。 

     

    ①ONE RIVERプログラム(自主事業プログラム)

    ・乙川の啓発イベント「川びらき、川あそび、川ぐらし」

    ・まちなかキャンプ企画「Let it Camp」

    ・毎月第2土曜日の環境美化活動「おとがわリバークリーン」

    ・かわとまち、まちと森、人と人がつながる水辺の拠点「殿橋テラス -River Port Village-」 

     

    ②パートナープログラム(パートナーによる関連プログラム)

    ・額田の森に思いをはせて「桜城橋ふき」(あいち橋の会)

    ・おとがわサンデーヨガ(おとがわサンデーヨガ)

    ・新鮮野菜の朝市(NPO法人おかざき農遊会)

    ・月待会(岡崎星と遊ぶ会)

     

    ③クライアントワーク(民間企業や行政からの依頼業務)

    ・いったーんプロジェクト(2022年~)

    ・おとがわエリアビジョン策定支援(2022年~)

    ・QURUWAの情報発信(2022年~)

    ・となりの田んぼプロジェクト(2023年~) 

    写真:川を身近に感じるイベント「川びらき、川あそび、川ぐらし」

     

  • 自治会主催のエリアマネジメントについて

    ■講師紹介

    7町・広域連合会 次世代の会の会長である佐谷 繁、柏木 克友

     

     

    ■レクチャー内容

    ・「7町・広域連合会」・「次世代の会」の成り立ち

    ・各分科会活動内容と実績

    ・行政や他の機関および団体との連携

    ・まちづくり会社「株式会社Q-NEXT」の設立

    ・「株式会社Q-NEXT」の活動内容と実績

     

     

    ■7町・広域連合会 次世代の会の取り組み

    ①不動産マッチング

    エリアの価値を高めることを目的に、空き家や空き店舗など遊休不動産に対して、不動産マッチングを行っています。QURUWAエリアは、オーナーが不動産を賃貸に出さないことが少なくありません。私たちは、母体が自治会組織であるため、不動産オーナーと元々繋がっていたりします。そして、わがまちに出店・移住してほしい方を紹介できます。マッチングが成立した後も、コミュニケーションを取りながら、地域にうまく根付くことができるようにサポートしています。

     

    ②地域のイベント開催

    この活動は、およそ30年前行われていた「地域の盆踊りを復活させたい」という想いから大きく動き出しました。地域の商店がお金を出し合い、大きな櫓を建て、盆踊りを開催していました。今、私たちはQURUWAエリアの生まれ変わった公共空間を舞台に「文化の伝承・コミュニティの醸成・次世代の育成」をモットーにスポンサーを募り、3週にわたって開催しています。また、その他でも公共空間活用の検証やイベント開催時の模範となるべく、公共空間を活用して、地域イベントを開催しています。

     

    ③公民連携による諸活動

    QURUWAエリアにおける課題を解決すべく、岡崎市の関係各課を中心に、時には国や県とも連携して活動しています。今は、高校生がまちづくりに参画するプロジェクトの伴走や、脱炭素に向けた取り組みを連携・協力して推進したり、他にも複数の関係各課や地域包括支援センターなどと連携したりして、地域課題の解決に資する取り組みを行っています。

     

    ④誰でも参加できるエリアマネジメントの会議体(プラットフォーム)

    QURUWAエリアに関連する諸問題の検討や報告、合意形成まで、多種多様な方々が集まり、熱い会議を定期的に開催しています。現在、町内会長を含めた住民、高校生や大学生、民間事業者、行政職員、外郭団体、地元NPO、公園や施設の指定管理者、政治家など、毎度80名前後の多様な参加者が集まります。

     

  • 新しい観光"暮らし感光"について

    ■講師紹介

    合同会社シテン代表社員 飯田 圭

     

     

    ■レクチャー内容

    ・地域の魅力の発見の仕方と伝え方

    ・宿という地域メディアの役割と作り方と「場」のつくりかた

    ・観光をきっかけに、その地域に関わり始めることを誘導する「暮らし感光」の価値

    ・地域内外を繋ぐ意味とつなげる企画の作り方と広げ方

     

     

    ■合同会社シテンの取り組み

    ①宿泊事業

    岡崎で一番古いカメラ屋さんを改装した、全6部屋の小さなホテル。「この町で暮らす、私たちの"アングル"をきっかけに、岡崎のまちを捉える『マイクロホテル』」をコンセプトに、「文化を消費する観光」ではなく、「まちの日常に入り込み、人やお店、文化に触れることで、そのまちの暮らしを感じる『暮らし感光』」を広げている。視点(アングル)を変えて街や店や人を伝える“メディア”として、街の入り口としての役割を果たしている。地域内外を繋ぐハブとなり、U・I・Jターン、関係人口構築、伝統産業価値の再定義のきっかけをつくる。

     

    ②レジデンス事業

    空き家を活用し、中長期間、岡崎市の街で過ごし、この街の暮らしや人々により関わるきっかけが作れたらと思い企画したレジデンス。建物の目の前の通りで、2と7がつく日に開催される「二七市」に由来した名前。二七市の日はドアを開けた瞬間から街の人と挨拶が始まるため、そんな挨拶から始まる街の人との関係を自然にでき、自然に街に入り込める場を目指している。中長期滞在し、街にお試し居住できるきっかけをつくる。

     

    ③地域・事業PR、企画編集事業

    地域や企業などの文脈をしっかりと考えた企画・コンセプト立案から実行し、幅広い方法で価値を編集・発信。また岡崎市の老舗企業からカルチャー系のショップ経営者まで幅広い繋がりと県外の都市・他地域のローカル企業事業者、クリエイターを繋げ、コラボ・キュレーションなども行う。

    写真:ANGLEの1階で開催する、つながりを生むイベント

     

  • リノベーションまちづくりについて

    ■講師紹介

    建築家集団studio36の畑 克敏

     

     

    ■レクチャー内容

    ・南康生エリアにおける家守の役割

    ・(小さな)リノベーションまちづくりのあれこれ

    ・企業版リノベーションスクールにおける事務局の役割と民間による継続的な伴走

    ・マーケットなどのイベント運営と拠点の関係づくり

    ・まち医者的な建築設計事務所のこと

     

     

    ■studio36の取り組み

    ①家守事業

    物件オーナーとの調整(※家賃交渉含む)、企画立案、店子集め、店子事業の伴走支援、設計、施工、アフターメンテナンス、拠点の運営まで一括で取り組む事業。
    事例)「偶偶 GUUGUU」「tetowa」「人々@岡崎店」など

     

    ②イベント企画事業

    地域の特性を読み解いた上で、地域課題を解決するためのイベントを企画し、場の設え、運営まで一括で取り組む事業。
    事例)「丘の途中のマーケット」「ターボラ・ルンゲルンゴ」

     

    ③起業支援事業

    企業の課題と地域の課題を同時に解決する事業の立ち上げ支援。継続的な小さなアクションが事業を構想するためには必須なので、小さなトライアルの場の提供から事業立ち上げ後のトライアルの調整まで取り組む事業。

    事例)「オーカ・ジェラート」「tetowa」「偶偶キッチン(=シェアキッチン)」など

    写真:NTTビル1階を改修してできた複合施設「NEKKO」の設計

     

内容の詳細

視察名

複数テーマから学ぶ、岡崎市「QURUWA戦略」視察

カテゴリ

公共インフラ

キーワード

地域活性化 、まちづくり 、公民連携 、リノベーション 、観光 、PPP 、公園 、ブランディング 、QURUWA

定員

1名〜50名

所要時間

4.5時間

料金

基本料金187,000円/1団体
※10名以上の場合は1名につき18,700円

支払い方法

請求書後払い

申込期限

希望日の1ヶ月前
※申込後の人数・条件変更は視察日の8日前まで

実施⽇

平日9時〜18時
※業務状況によっては対応できない場合がございます

視察内容

講義1.5時間×2コース+まち歩き1.5時間

その他

本プランでは選択されるテーマによって請求書が適格請求書と請求書の2枚に分かれる場合がございます。請求書の料金分は仕入れ税額控除が適応されないのでご注意ください。

集合場所へのアクセス

集合場所

岡崎市役所

住所

〒444-0000 愛知県 岡崎市  

視察受⼊先の情報

QURUWA

乙川が東西に流れる岡崎市。 その中心部に位置する公共空間のそれぞれを「Q」の字で結んだエリアを「QURUWA」と名付けました。 このQURUWAエリアの活性化を目的として、岡崎市では「乙川リバーフロント地区公...

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料金の詳細

複数テーマから学ぶ、岡崎市「QURUWA戦略」視察

@愛知県 岡崎市 | 4.5時間 | 1~50名

プラン基本料⾦

x 1 団体

187,000 円(税込)

187,000

合計