静岡県熱海市と宿泊者数平準化を目指す企業向け「滞在型視察研修事業」の実証事業を開始
2026年10月01日
視察マッチングプラットフォーム「Shisaly(シサリー)」を運営する株式会社ONE TERASU(本社:島根県西ノ島町、代表取締役:小笠原怜士、以下「ONE TERASU」)は、令和7年度に静岡県の実証実験サポート事業「CO-LAB Shizuoka」に採択されたことを受け、地域パートナーである熱海市(市長:斉藤栄)の協力のもと、実証事業に取り組んでいます。
本実証事業は、熱海市の観光課題である「宿泊客数の平準化」の解決に向け、熱海市の協力を得て進める取り組みです。地域課題の解決に取り組む地元のイノベーティブな事業者(プレイヤー)の取り組みを「Shisaly」上でコンテンツ化し、首都圏企業を中心に「平日×宿泊型」の視察研修プログラムとして順次提供・検証を進めています。
◾️ 事業の背景:「平日の研修滞在」の創出
熱海市では、繁忙期と閑散期、平日と週末の差が依然として大きく、観光収益の安定性が課題となっています。一方で、市内には空き家活用、関係人口の創出、水産資源の循環、農地再生(Farmcation)など、社会課題解決とビジネスを両立させる「生きたローカルイノベーションの現場」が多数存在します。
ONE TERASUは、熱海市の協力を受けてこれらの「生きたローカルイノベーションの現場」を企業向け研修プログラムとして整備し、同社の視察マッチングプラットフォーム「Shisaly(シサリー)」を通じて首都圏企業に平日の滞在・宿泊を促すことで、旅行需要の平準化を目指します。
◾️ターゲット層と想定される活用場面
本プログラムは、首都圏企業の課題設定や研修目的に合わせ、幅広い部署・階層に対応したプログラムとして設計されています。
・サステナビリティ推進部・CSR部門:環境配慮や水産資源の循環など、持続可能な地域ビジネスモデルの現地視察
・ 新規事業開発部・経営企画:地域課題を資源に変える空間活用やローカルイノベーションの手法獲得
・幹部研修・リーダーシップ研修:V字回復を遂げた街のプレイヤーとの対話による視座の引き上げ
・新人研修・チームビルディング:農地再生体験(Farmcation)などを通じた協働とウェルビーイングの体感
◾️主な研修プログラム(連携事業者例)
- 地域資源を活かした持続可能な廃校・空き家活用(一般社団法人あじろ家守舎)
空き家や廃校を地域資産へ転換するコミュニティビルディングの手法を学ぶ。
- 関係人口を可視化するシェアオフィス事業(HUBlic合同会社)
移住者や2拠点居住者と地域を繋ぎ、エリア価値を高める仕組みを体感する。
- 水産資源の現状から学ぶ持続可能な地域経済循環(株式会社熱海魚市場)
気候変動や未利用魚活用など、一次産業を軸にした地域循環モデルを検証する。
- 農園活用の可能性を体験する「Farmcation」(たからのはたけ)
耕作放棄地の活用や、企業研修・チームビルディングにおける「農」の可能性を学ぶ。
◾️自由な組み合わせで「一泊二日」などのオーダーメイド形成が可能
単一の視察プログラムにとどまらず、各企業の研修目的や対象層に合わせて複数のプログラムを自由に組み合わせた「一泊二日」などの宿泊型オーダーメイド研修の組成が可能です。熱海ならではの温泉宿への滞在やオフサイトミーティングを組み込むことで、集中的な学びとチームの深い対話・癒やしを両立させます。
※プログラム詳細記事:https://shisaly.com/magazine/83
◾️今後の展開
本実証事業を通じて得られる参加企業のフィードバックや平日滞在効果の検証結果をもとに、滞在型企業研修プログラムの拡充やプロモーションの拡大を図ってまいります。ONE TERASUは、プラットフォーム「Shisaly」を活用して首都圏企業と熱海市内の事業者とのマッチングを推進し、全国の地方自治体が抱える観光の平準化や関係人口創出といった課題解決に貢献してまいります。